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オリコンとは?物流クレートとの違い・用途・選び方を解説

物流現場で「オリコン」という言葉を聞いたことはあるものの、「具体的に何を指すのか」「コンテナや段ボールと何が違うのか」が分かりにくいと感じる方もいるのではないでしょうか。

 

オリコンは、倉庫内のピッキングや店舗への商品補充、拠点間の在庫移動など、さまざまな物流現場で使われる資材です。

商品をまとめて運びやすくするだけでなく、使わないときは折りたたんで保管できるため、限られたスペースを有効に使いやすい点も特徴です。

 

一方で、オリコンは「導入すれば便利」というだけの資材ではありません。

回収や返却のルールが曖昧だと、納品先にオリコンが滞留したり、必要なときに不足したりすることがあります。

 

また、急な店舗補充や倉庫間移動が発生する場合は、オリコンにまとめた荷物を必要なタイミングで動かせる配送体制も重要です。

 

この記事では、物流で使われるオリコンの基本から、主な用途、メリット、運用時の注意点、配送時に確認すべきポイントまで解説します。補足として、クレートやパレットとの違いも整理します。

 

この記事でわかること

  • 物流で使われるオリコンの意味

  • オリコンが使われる主なシーン

  • オリコンを使うメリット

  • オリコン運用で注意すべきポイント

  • オリコンを使った配送で起こりやすい課題

  • クレートやパレットとの違い


物流で使われるオリコンとは

オリコンとは、「折りたたみコンテナ」の略称です。物流現場では、商品や部品、備品などを入れて運ぶための容器として使われています。

 

プラスチック製のものが多く、段ボールよりも耐久性があり、繰り返し使える点が特徴です。

使用しないときは折りたためるため、空の状態での保管スペースを抑えやすく、回収後の管理もしやすくなります。

 

倉庫や店舗、工場、EC物流などでは、商品をバラバラに扱うのではなく、オリコンにまとめて移動させることで、仕分けや検品、納品作業をスムーズにしやすくなります。

オリコン=折りたたみ式のコンテナ

オリコンの大きな特徴は、使わないときに折りたためることです。

 

通常のコンテナや箱型容器は、空の状態でも一定のスペースを取ります。一方で、オリコンは折りたたむことで高さを抑えられるため、保管場所を圧迫しにくくなります。

 

たとえば、店舗へ商品を納品したあと、空になったオリコンを回収する場合でも、折りたたんだ状態でまとめて戻せるため、返却時の輸送効率を高めやすくなります。

このように、オリコンは「荷物を入れて運ぶ容器」であると同時に、使い終わったあとの保管や返却まで考えやすい物流資材です。

 


オリコンが物流現場で使われる主なシーン

オリコンは、さまざまな物流現場で使われています。

 

特に、複数の商品をまとめて扱う場面や、納品後に資材を回収する運用では使いやすい資材です。

ここでは、代表的な活用シーンを紹介します。

 

店舗への商品補充

小売店やドラッグストア、飲食関連の店舗などでは、倉庫から店舗へ商品を補充する際にオリコンが使われることがあります。

 

商品をオリコンにまとめておくことで、店舗側でも中身を確認しやすく、売り場やバックヤードへの移動もしやすくなります。

段ボールをその都度開封・廃棄する手間を抑えられるため、現場の作業負担を軽減できるケースもあります。

 

ただし、納品後に空のオリコンをどう回収するかを決めておかないと、店舗側に資材が残り続ける原因になります。店舗補充でオリコンを使う場合は、納品と回収の流れをセットで考えることが大切です。

 

倉庫内のピッキング・仕分け

倉庫内では、ピッキングや仕分け作業でオリコンが使われることがあります。

注文ごと、店舗ごと、配送先ごとに商品をオリコンへまとめることで、作業者が荷物を識別しやすくなります。特に、細かい商品や複数SKUを扱う現場では、商品をバラバラに置くよりも、オリコン単位で管理した方が作業ミスを減らしやすくなります。

 

また、オリコンにラベルや番号を付けて運用すれば、どの荷物がどの配送先に向かうのかも把握しやすくなります。

 

拠点間・店舗間の在庫移動

倉庫から店舗、店舗から別店舗、拠点から拠点へ在庫を移す場面でも、オリコンは活用されます。

 

たとえば、ある店舗で売れ行きがよく在庫が不足しそうな場合、別店舗や倉庫から商品を移動させることがあります。

このとき、商品をオリコンにまとめておけば、荷物の個数や中身を把握しやすく、積み込みや荷下ろしもスムーズになります。

 

こうした在庫移動は、通常の配送ルートだけでは対応しきれないこともあります。そのため、オリコンを使う現場では、資材そのものだけでなく、必要なタイミングで荷物を動かせる配送手段も重要になります。

 

イベント備品や販促物の配送

イベント備品や販促物、店舗装飾品などをまとめて運ぶ場面でも、オリコンは使いやすい資材です。

 

ポスター、POP、什器の一部、サンプル品、ノベルティなどは、品目が細かく、配送先での確認も必要になりやすい荷物です。オリコンにまとめておけば、配送先で中身を確認しやすく、使用後の回収もしやすくなります。

イベントやキャンペーンでは、急な追加配送が発生することもあります。オリコンにまとめた備品をすぐに動かせる体制があると、現場対応の幅が広がります。

オリコンを使うメリット

オリコンを使うメリット

オリコンは、物流現場の作業効率や資材管理を改善するうえで役立つ資材です。ここでは、主なメリットを整理します。

 

折りたためるため保管スペースを抑えやすい

オリコンは、使用しないときに折りたためるため、空容器の保管スペースを抑えやすい点が大きなメリットです。

  

倉庫や店舗のバックヤードでは、保管スペースが限られていることも少なくありません。空の容器が場所を取ってしまうと、商品や備品の置き場を圧迫してしまいます。

オリコンであれば、使わないときに折りたたんで重ねておけるため、限られたスペースでも管理しやすくなります。

 

繰り返し使えるため資材コストを管理しやすい

オリコンは、段ボールのように使い捨てるのではなく、繰り返し使う前提の資材です。

 

同じ拠点間で継続的に荷物を動かす場合や、店舗納品を定期的に行う場合は、オリコンを使うことで資材の使い捨てを減らしやすくなります。

もちろん、オリコン自体の購入費や管理コストは発生します。しかし、回収・返却のルールを整えれば、長期的には資材運用を安定させやすくなります。

 

商品をまとめて運びやすい

オリコンを使うと、小物商品や複数の商品をひとつの単位としてまとめやすくなります。

 

商品をバラバラに扱うと、積み込みや荷下ろしに時間がかかったり、配送先で数量確認に手間がかかったりします。

オリコン単位で荷物を管理できれば、作業の流れを整理しやすくなります。

  

特に、配送先ごとに商品を分けたい場合や、店舗ごとに納品内容をまとめたい場合には、オリコンが役立ちます。

 

仕分け・検品作業を効率化しやすい

オリコンは、倉庫内の仕分けや検品作業とも相性が良い資材です。

 

配送先ごと、注文ごと、作業工程ごとにオリコンを分けて使えば、商品が混在しにくくなります。また、オリコンにラベルを貼ったり、色や番号で管理したりすることで、現場での確認作業もしやすくなります。

 

物流現場では、少しの確認ミスが誤出荷や納品遅れにつながることがあります。オリコンを使った管理は、こうしたミスを防ぐうえでも有効です。


オリコン運用で注意したいポイント

オリコンは便利な資材ですが、運用ルールが曖昧なまま使い始めると、かえって現場の負担が増えることがあります。ここでは、オリコンを使う際に注意したいポイントを紹介します。

 

回収・返却ルールを決めておく

オリコンを使ううえで特に重要なのが、回収・返却のルールです。

 

納品先に商品を届けたあと、空になったオリコンをその場で回収するのか、次回納品時に回収するのか、一定数たまったタイミングで回収するのかを決めておく必要があります。

 

ルールが曖昧なままだと、納品先にオリコンが残り続けたり、倉庫側で必要な数が足りなくなったりすることがあります。オリコンは繰り返し使える資材だからこそ、戻ってくる流れまで設計しておきましょう。

 

納品先に滞留しないよう管理する

オリコンは、納品先に置きっぱなしになると資材不足の原因になります。

 

特に、複数店舗や複数拠点に納品している場合、どこに何個のオリコンがあるのか分からなくなることがあります。結果として、新たにオリコンを追加購入したり、出荷時に別の資材で代用したりすることになり、管理コストが増える可能性があります。

 

オリコンを使う場合は、拠点ごとの保有数や回収タイミングを把握しやすい仕組みを作ることが大切です。

 

積み重ね時の荷崩れに注意する

オリコンは積み重ねて運べるものもありますが、積み方によっては荷崩れのリスクがあります。

 

重い荷物を上に載せたり、中身の重量が偏っていたりすると、輸送中にバランスを崩すことがあります。

積み込み時には、重いものを下に置く、同じサイズのオリコンをそろえる、必要に応じて固定するなどの対策が必要です。

 

急ぎの配送では、積み込み作業が慌ただしくなりがちです。だからこそ、あらかじめ積み方のルールを決めておくと安心です。

 

配送時は個数・サイズ・重量を整理する

オリコンを使った配送では、依頼前に個数・サイズ・重量を整理しておくことが大切です。

 

同じオリコンでも、中身によって重量が大きく変わります。また、オリコンの個数が多い場合は、必要な車両サイズや積み下ろし時間にも影響します。

 

配送手配をスムーズに進めるためには、以下の情報を整理しておくとよいでしょう。

  • オリコンの個数

  • 1個あたりのサイズ

  • おおよその重量

  • 中身の商品や資材

  • 積み重ねの可否

  • 集荷先と納品先の条件

  • 希望する納品時間

事前に情報を整理しておくことで、配送時のトラブルや現地での積み直しを防ぎやすくなります。

 

オリコンを使った急な配送にはピックゴー

オリコンを使う現場では、商品をまとめることだけでなく、必要なタイミングで必要な場所へ動かすことも重要です。

 

特に、急な店舗補充、倉庫間の横持ち、イベント備品の追加配送、空オリコンの回収などは、通常便だけでは対応しきれないことがあります。

そのような場面では、日本全国に約10万人のドライバーが登録する、配送プラットフォームピックゴーがとても便利です。

 

荷物量や配送条件に応じてスポットで、最短30分集荷のスピードで配送を手配できます。

  

当日中の店舗補充に対応しやすい

売れ行きの良い店舗へ商品を補充したい場合や、欠品しそうな店舗へ当日中に届けたい場合、スピード感のある配送手配が必要です。

ピックゴーを活用すれば、オリコンにまとめた商品を、必要なタイミングで店舗へ届ける手段を確保しやすくなります。

 

通常便を待つしかない状態と比べて、急な補充に対応しやすくなるため、販売機会の損失を防ぐ選択肢として検討できます。

 

倉庫間・拠点間のスポット配送に使いやすい

倉庫間や拠点間の横持ちは、突発的に発生することがあります。

 

ピックゴーでは、配送条件に合わせて手配を進められるため、単発の拠点間移動や、既存便で対応しきれない配送の補完手段として活用しやすいです。

オリコン数個の移動から、まとまった荷物の配送まで、荷物量や条件に応じて配送手段を検討しやすくなります。

 

荷物量や配送条件に合わせて手配しやすい

オリコンを使った配送では、個数、サイズ、重量、納品時間、搬入口の条件などが案件ごとに異なります。

 

定型的な宅配便では対応しにくい条件でも、ピックゴーであれば、配送条件を整理したうえで手配を進めやすくなります。

「急ぎで届けたい」「店舗へ直接届けたい」「倉庫から別拠点へ移したい」といった場面で、現場の状況に合わせた配送手段を検討できることがメリットです。

 

通常便で対応しきれない配送を補完できる

すべての配送をスポット配送に置き換える必要はありません。

 

定期的な納品は既存便で行い、急な補充やイレギュラーな移動だけをピックゴーで補完する使い方もできます。

普段の配送ルートを維持しながら、必要なときだけ柔軟に配送手段を追加できれば、現場の対応力を高めやすくなります。

 

オリコンを使った運用では、「資材を整えること」と「必要なときに動かせること」の両方を考えることが大切です。

 

補足|クレート・パレットとの違い

ここまでオリコンを中心に解説してきましたが、物流現場ではクレートやパレットもよく使われます。

いずれも物流資材ですが、用途や向いている荷物は異なります。オリコンと混同しやすい資材として、補足的に違いを整理します。

 

クレートとは

クレートとは、商品や荷物を入れて運ぶための箱型容器です。通気性のあるプラスチック容器や、頑丈な運搬用ケースを指すことが多くあります。

青果物や食品、飲料、瓶商品、工業部品など、品質を保ちながら運びたい荷物に使われることがあります。

オリコンと似た用途で使われることもありますが、クレートは折りたたみ式とは限りません。通気性や耐久性を重視したい場合に向いている資材です。

 

パレットとは

パレットとは、荷物をまとめて載せるための荷役台です。フォークリフトやハンドリフトで荷物をまとめて移動しやすくするために使われます。

大量の商品や重量物を扱う場合、段ボールを一箱ずつ運ぶよりも、パレットに積み付けてまとめて移動した方が効率的です。

 

ただし、納品先にフォークリフトや荷受け設備がない場合は、パレットのまま受け取れないことがあります。利用する際は、出荷側だけでなく納品先の設備も確認しておきましょう。

 

オリコン・クレート・パレットの使い分け

オリコン、クレート、パレットの違いは、以下のように整理できます。

物流資材

主な用途

向いている荷物・場面

オリコン

商品や部品を入れて運ぶ

小物、店舗補充、ピッキング、拠点間移動

クレート

通気性や耐久性を保って運ぶ

青果、食品、飲料、部品

パレット

荷物をまとめて載せて運ぶ

大量商品、重量物、倉庫間輸送

 

今回のように「オリコン」を調べている場合は、まずオリコンの用途や運用方法を理解することが大切です。

そのうえで、荷物の性質や量に応じて、クレートやパレットの方が適しているケースがないかを確認するとよいでしょう。

 

まとめ|オリコンを物流現場で活用するには、資材管理と配送体制の両方が重要

オリコンとは、物流現場で使われる折りたたみ式コンテナのことです。

商品や部品、備品などをまとめて運びやすく、使わないときは折りたたんで保管できるため、店舗納品や倉庫内作業、拠点間移動などで活用されています。

 

オリコンを使うことで、保管スペースを抑えやすくなり、仕分けや検品、納品作業を効率化しやすくなります。

一方で、回収・返却ルールを決めておかないと、納品先に滞留したり、必要なときに不足したりすることがあります。

 

また、オリコンを使った物流では、資材そのものだけでなく「必要なタイミングで荷物を動かせるか」も重要です。急な店舗補充、倉庫間の横持ち、イベント備品の追加配送、空オリコンの回収などでは、通常便だけでは対応しきれないこともあります。

 

そのような場面では、ピックゴーのように、荷物量や配送条件に合わせてスポットで配送を手配できるサービスを活用することで、現場の対応力を高めやすくなります。

オリコンを使った荷物の当日配送や拠点間移動でお困りの場合は、ピックゴーの緊急配送や見積もりの活用も検討してみてください。

 

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