
軒下渡しとは?車上渡しや置場渡しとの内容の違い、よくある特徴
こんにちは。物流に関する知識をまとめたメディア「ピックゴー物流コラム」編集部です。
物流用語として、物流業界では一般的に使用される「軒下渡し」。よく似た言葉に「軒先渡し」や「車上渡し」、「置場渡し」などがあります。どれも商品や荷物の配送方法の一種ですが、作業内容や責任の所在に違いがあるため、特徴を理解して使い分けることが大切です。
今回は、軒下渡しの特徴について、そのほかの配送方法と比較しながらご説明します。荷物の配送依頼を行う際や、自宅や会社に商品を配送してもらう際の参考にしてください。最後に軒下渡しでの配送を依頼できる、法人向け・個人向けサービスもご紹介します。
目次[非表示]
- 1.軒下渡しの意味
- 1.1.軒下渡しの定義
- 1.2.ほかの運送契約との違い
- 2.軒下渡しの特徴
- 2.1.小型荷物を取り扱うことが一般的
- 2.2.個人向けの配送である場合が多い
- 3.軒下渡しで運んでもらえる配送プラットフォーム
- 3.1.配送プラットフォーム「ピックゴー」とは?
- 3.2.軒下渡しできるピックゴーの特徴
- 4.軒下渡しの特徴を理解して適切に荷物を配送しよう
軒下渡しの意味
軒下渡しの定義
軒下渡しとは、ドライバー側が荷物を荷受先となる家の玄関や施設、倉庫の搬入口まで配達し、荷下ろしして引き渡す納品方式のことです。読み方は「のきしたわたし」で、「軒先渡し」と呼ぶ場合もありますが、基本的な意味は変わりません。
納品先がマンションやビルの場合は、1階のエントランスまで運び入れるケースもあります。ただ、軒下渡しは、玄関先での引き渡しまでが契約内容です。建物内部への搬入や組み立て、設置などの作業は含まれません。
ほかの運送契約との違い
- 車上渡し
軒下渡しと車上渡しは、荷物を運ぶドライバーの作業内容と責任範囲に違いがあります。両者はドライバーが荷物を積み込み、目的地まで運ぶ点は同様ですが、車上渡しは受け取り側が荷下ろしを行う運送契約です。
車上渡しでは、受取人が自分で荷台から荷物を出して受け取るため、荷下ろし時の破損のリスクや責任を、ドライバーや運送会社が負担しないで済みます。荷下ろし前に荷物の破損状況をチェックすることで、トラブルを防止しています。
また、車上渡し契約は、運送会社側が荷受けの場所を詳細に指定するのが一般的です。受取人は指定された場所へ行き、荷台で受け渡しを行うことになります。レッカー車や大型の特殊車両を手配する場合は、運賃が高額になるケースもあります。重量のある商品や大型の家具などを運ぶドライバーや、売主にとってメリットが大きい受け渡し方法です。
- 置場渡し
軒下渡しとは置場渡しは、荷物を運ぶ場所が異なります。軒下渡しはドライバーが荷物を指定場所まで運び、荷下ろしして渡す運送契約です。軒先だけでなく、建物内や敷地内まで運ぶ場合もあります。場所さえ指定すれば荷下ろしまで行ってもらえるため、買主や受取人にとってメリットが大きい受け渡し方法です。
軒下渡しの特徴
小型荷物を取り扱うことが一般的
軒下渡しの配送方法を選択できるのは、基本的に小型の荷物を取り扱う場合です。重量があまりなく、ドライバーや荷受人が運搬しやすいためです。デリバリーピザやネットショッピングの配送をイメージするとわかりやすいでしょう。
一方、車上渡しや置場渡しなどを利用する際の荷物は、重量物であることがほとんどです。受け取る荷物によっては、事前にフォークリフトやクレーンなどを用意しておく必要があります。
個人向けの配送である場合が多い
軒下渡しは、宅配便など個人向けの配送で利用されることの多い納品方法です。インターネット通販で商品を購入し、送り主が個人宅へ商品を配送するケースなどが該当します。
一方、車上渡しや置場渡しは、法人名義で契約しないと使用できないことがあります。個人の場合は、荷下ろしに必要な設備や車両を準備できないケースが一般的なためです。
軒下渡しで運んでもらえる配送プラットフォーム
配送プラットフォーム「ピックゴー」とは?
軒下渡しでの配送をご希望であれば、配送プラットフォーム「ピックゴー」を活用するのがおすすめです。配送プラットフォーム「ピックゴー」とは、荷物を送りたい個人・法人と、運びたいドライバー・運送会社をプラットフォーム上で直接結びつけるサービスです。インターネットを通じてリアルタイムに配送を手配できるため、従来の電話での依頼と比べて、発送までのスピードを短縮化できます。
「ピックゴー」は全国の配送パートナーが登録していて、登録台数は軽貨物で50,000台以上(バイク・自転車含む)、一般貨物(2トン~10トン車)で2,000社以上と日本最大級(2023年3月時点)。登録数が多いため、マッチングしやすいのが魅力です。
軒下渡しできるピックゴーの特徴
- 緊急配送サービス
「ピックゴー」は、24時間365日いつでも配送依頼ができるため、深夜や早朝の急な配送でも安心して荷物を届けられます。車両の確保が難しい繁忙期や年末、年始も確実に手配可能です。また、手配できるのは軽貨物車両だけではありません。大型トラックや冷凍車などの用意しにくい車両も当日手配できるため、配送の売上損失を防ぐことができます。
「ピックゴー エクスプレス」は、依頼から配送までのスピードが早いのも特徴です。配送を依頼する際は、Webから積み地や配送先の情報を入力するだけで全国のパートナーと瞬時につながり、手配が完了します。即時配達の場合は、パートナーを検索して選ぶこともできます。面倒な電話やFAXでのやり取りを減らし、待ち時間の削減が可能です。必要事項を入力すると、事前に基本料金を確認できるため、利用しやすいのも魅力です。
手配後はGPS機能を使って、パートナーの現在位置や配送先への到着時間を把握できます。万が一トラブルが発生した場合は、24時間対応のカスタマーサポートに問い合わせることができます。
軒下渡しの特徴を理解して適切に荷物を配送しよう
軒下渡しはインターネット通販での買い物や宅配便などで活用されている、一般的な荷物の受け渡し方法です。しかし、配達する荷物の種類や大きさ、責任の所在によっては、車上渡しや置場渡しが適しているケースもあります。それぞれの特徴を理解しておくことが大切です。
軒下渡しでの配送を希望している場合は、法人向け・個人向けともにサービスを展開しているピックゴーがおすすめです。必要なタイミングですぐに配送や受け取りを依頼でき、家の玄関先や施設の搬入口まで荷物を運んでくれます。商品や荷物の配送、受け取りにお悩みであれば、ぜひピックゴーをご利用ください。