
配送手配の迅速さで食材の鮮度を保つ!ピックゴーで「産直品の鮮度を遠方に届ける」ビジネスを実現
企業名 |
株式会社日本産直空輸 |
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主な事業内容 |
生鮮食品の輸送・販売 |
配送物 |
食品 |
課題 |
・鮮度を保ったまま消費地に届けることが必要なため、迅速な配送手配が必要だった |
効果 |
・朝どれの生鮮品をその日の午後には販売店にお届けできるようになった |
空輸とピックゴーの陸送を組み合わせて最高の鮮度で生鮮品を配送
―はじめに御社の事業内容について教えてください。
木下様:弊社は株式会社日本産直空輸と申しまして、全国の生鮮品の鮮度を極限まで良い状態のまま消費者に届ける事業を行っています。具体的には、野菜、果物、魚介類、肉類などの産品を産地からお客様のもとに届けるために必要な全ての工程をトータルコーディネートしています。
―ありがとうございます。事業の中でどのようにピックゴーを使っているのでしょうか?
木下様:前提として弊社の事業モデルでは、全国の産地から首都圏の販売店までの商品配送が必要です。そのため配送の大部分は空輸を使っています。
その上で、主に飛行機が離陸する前と、着陸した後の地上配送をピックゴーにお願いしております。状況にもよりますが、産地から地方空港へのファーストワンマイルと羽田空港から販売店までのラストワンマイルの配送を担っていただいている状況ですね。
―数ある配送サービスの中でピックゴーを選んでいただいた理由はどういったところにありましたか?
木下様:ピックゴーは配送パートナーの人数が圧倒的に多く、時間帯や台数に関係なく手配できます。深夜に新潟から東京までお米を運んだこともあります。
また、サービス画面の機能で、履歴から入力内容を読み込む機能や、到着予想時間や配送状況の共有機能が便利だと思います。 特に配送状況の共有機能は、ドライバーへの電話確認の手間がなくなり、大変好評です。
私自身の使い方ですが、配送料金の判断基準としてピックゴーで見積もりや走行距離を確認することが多いです。住所や荷量を入力するだけで、ウェブ上で見積もりが確認できるため非常に便利です。
―配送サービスを選択する際、他のサービスも検討されましたか?
木下様:過去には、別の配送サービスを使っていたこともありますが、配送手配のスピードに課題があった中、ピックゴーはまさにかゆいところに手の届く配送サービスだと感じました。
また、ピックゴーの場合は配送パートナーの位置情報をGPSで管理しているため、配送状況を細かく把握できる点も助かっています。販売店にも配送状況をリアルタイムに報告できるためです。弊社は朝どれの生鮮品を午後にはお店に並べるサービスも行っているため、「1分でも早くお店に並べたい」という販売店のニーズにもピックゴーは応えてくれています。
機能とサービスの両面から鮮度を届けるサービスを支えるピックゴー
―手配の迅速さ、配送状況がリアルタイムに分かる点を便利と感じてくださっており、弊社としても大変嬉しいです。他にピックゴーの機能で印象に残ったものはありますか?
木下様:ユーザーインターフェースのところで、過去の依頼履歴から情報を引っ張って入力できる機能は非常に便利です。住所、注意事項といった内容を毎回入力する必要がないため作業工数が削減されます。
実は私はこの機能を最近まで知らず、手元に作成したメモから注意事項などをコピー&ペーストして入力していました(笑)しかし、弊社のスタッフが使っているのを見て「こんなに便利な機能があったのか!」と驚きました。
―ありがとうございます。「履歴読み込み」機能ですね。この機能は多くのお客様にご好評をいただいています。
―御社の事業の場合は空港における荷物の受け渡しがありますが、この点に関する配送パートナーの対応はいかがでしょうか?
木下様:ほとんどの配送パートナーはあらかじめお伝えした注意事項に沿って対応してくれます。そのため、空港で荷物の受け渡しをする際に迷ってしまう方はほとんどいない印象です。
また、何かあればすぐに連絡してくれる配送パートナーも多く、私たちが望む以上の情報共有が実現できています。全体的に配送パートナーのレベルが高いと感じますね。
初回の依頼からお仕事を完璧にこなしてくれる配送パートナーもいるので、そうした方に繰り返し依頼できる環境も助かっています。0時から2時という日付をまたいだ深夜帯などの依頼でも配送パートナーが見つかり、配送日時をミスなく配送してくれるので助かっています。
―御社の場合、定期配送ではなくスポットでの配送を使っていますか?
木下様:はい。弊社の場合、配送する品物が生鮮品なので定期配送に向かない側面があります。特に魚介類は水揚げがあるか否かで配送の有無が変わるため、多少の手間はかかりますがスポットで利用しています。
―他にピックゴーを使う中で印象に残ったエピソードなどがあれば、ぜひ教えてください。
木下様:以前、福岡の産品を空港まで運んでもらったとき、「積み込み予定だった飛行機が遅れるかもしれない」という情報を、ピックゴーの配送パートナーが主体的に報告してくれたことがありました。
しかも、ピックゴーのサポートチームにも同じ連絡をしてくれていて、産品を受け取る東京側の調整がスムーズにできました。こうした配送パートナーの主体的な動きに大変助かっています。
採れたての鮮度を維持しながら産地と消費地を繋ぐことができた
―ここまで色々とお話を聞かせていただき、ありがとうございます。ピックゴーを導入して削減できたコストはどのようなものだったでしょうか?
木下様:削減できたコストとしては、配送手配に関連する工数が思い浮かびます。ピックゴーの場合はウェブ上で依頼を完結できるため、紙の依頼書を都度作成して、印刷して送付してという工数がなくなるためです。
こうした細かな工数が削減されているため、一度に対応できる案件も増えました。特に産直フェアのようなイベントを開催する際は、配送する品目も多く、各種の細かな業務が煩雑になります。ピックゴーを使うようになって、各配送物がどのような状況にあるかを全てピックゴーの画面で管理できています。
―続いて、ピックゴーを導入して実現できたことはありますか?
木下様:少し大きな話になってしまいますが、「地方で採れた新鮮な生鮮品を、遠方に素早く届けられるようになった」という点だと考えています。これは私たちのビジネスモデルの根幹的な価値でもあります。
生鮮品は配送が1日でも伸びると鮮度に大きな違いが出るものです。例えば、魚介類の配送に二日かかってしまうと、水揚げから消費者の手元に届くまでに合計で三日経過してしまいます。そうなると鮮度に大きな違いが出てしまいます。
その結果、地方の生鮮品を遠方で消費するという構造自体が上手くいかなくなってしまうのです。この点、ピックゴーは当日の配送にも対応してくださり、採れたての鮮度を維持しながら異なるエリアで行われる生産と消費を繋ぐことができます。ここがピックゴーを使うようになって実現できた大きな部分です。
―ありがとうございます。御社のビジネスの根幹的な価値の部分でお手伝いができているようでとても嬉しいです。
物流業界の変化を乗り越えて、より多くの消費者に鮮度を届けたい
―御社のご意見も取り入れながらピックゴーをより良いサービスにしていきたいと考えているのですが、改善点にはどのようなものがありますか?
木下様:強いていうなら配送パートナーの実質的な積載量についてでしょうか。決して多くはありませんが、トラックに私物を積んでいる配送パートナーもいるようで、想定していた量の積載ができないケースがありました。
―ご指摘ありがとうございます。表示される積載量と実質の積載量に違いが出ないように弊社としても注意してまいります。
―最後に、ピックゴーを活用して今後実現したいサービスがあれば教えてください。
木下様:今後、物流業界には大きな変化が起こると思います。2024年問題に関連して運賃の値上げが起こり、これまでは地上配送していたものが空輸に移行するケースもあると考えます。
こうした中で、私たちとしては空輸であっても品物が配送先に届く時間を正確に予測できるようなサービスがあると嬉しいです。その結果、より多くの食材を抜群の鮮度で遠方の消費者に届けられるようになります。
―ありがとうございます。今後も御社および御社のお客様に喜ばれるサービスを目指して改善に努めていきたいと思います。本日はお時間をいただき、ありがとうございました。