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営業ナンバーとは?緑ナンバーと黒ナンバーの違いや取得方法を解説

こんにちは。物流に関する知識をまとめたメディア「ピックゴー物流コラム」編集部です。

自動車には、自家用車と営業車があるのはご存じですよね。普段マイカーとして使っている自動車には、白いナンバープレートがついています。一方、貨物を運搬する貨物車の場合、営業車を示す緑ナンバーになります。
しかし、「営業車なら必ず緑ナンバー」というわけではありません。軽自動車の黒ナンバーも、営業車の1つです。両者には、どのような違いがあるのでしょうか?今回は、緑ナンバーと黒ナンバーの違いや、営業ナンバーを取得する方法をお教えします。


目次[非表示]

  1. 1.営業ナンバーの基礎知識
    1. 1.1.営業ナンバーとは?
    2. 1.2.ナンバープレートの主な種類
  2. 2.営業ナンバーの取得方法とメリット
    1. 2.1.緑ナンバーの場合
    2. 2.2.黒ナンバーの場合
  3. 3.黒ナンバーのドライバーにおすすめの配送プラットフォーム
    1. 3.1.配送プラットフォームとは?
    2. 3.2.ピックゴーの特徴
  4. 4.よりスムーズな営業ナンバー取得を目指すには?


営業ナンバーの基礎知識



営業ナンバーとは?

事業用の営業車に取りつけるナンバープレートのことを、営業ナンバーといいます。営業車とは、運賃を受け取って貨物や旅客を運送する事業者の車両のことです。自家用自動車のナンバープレートとは色が異なります。


ナンバープレートの主な種類

  • 黒ナンバー

黒地に黄色文字のナンバープレートのことを、黒ナンバーといいます。
営業ナンバーの1つであり、軽自動車で、運賃をもらって貨物を運ぶ「軽貨物運送業(貨物軽自動車運送事業)」の車両に取りつけます。

  • 黄色ナンバー

黄色地に黒文字のナンバープレートのことを、黄色ナンバーといいます。軽自動車で、自家用車として使用する場合に取りつけます。

  • 緑ナンバー

緑地に白文字のナンバープレートのことを、緑ナンバーといいます。
軽自動車以外の、トラックやバス、タクシーなどの車両で、運賃をもらって貨物や旅客を運ぶ車両に取りつけます。
一般的に緑ナンバーは、貨物を運ぶ「一般貨物自動車運送事業」を指すことが多いです。貨物を運ぶ場合は第一種運転免許のみで良いのですが、旅客を乗せる事業を行うには、第二種運転免許が必要となります。

  • 白ナンバー

白地に緑文字のナンバープレートのことを、白ナンバーといいます。
軽自動車以外の車両で、「運賃をもらって他社の貨物や旅客を運ぶ事業」に使用しない、自家用車、自社の貨物を運ぶトラック、救急車、消防車などの車両に取りつけます。

  • 青ナンバー

青地に白文字のナンバープレートのことを、青ナンバーといいます。日本に駐在している外交官が利用する車両で、白地に青文字の領事団用のナンバープレートも存在します。


営業ナンバーの取得方法とメリット



緑ナンバーの場合

  • 取得の流れ
    1. 許可基準や条件を確認し、必要書類を作成。緑ナンバーを取得するには、車両台数や、営業所の立地、駐車場の有無など、さまざまな認可基準を満たしていなければなりません。また、従業員の給与や、車両維持費、税金などを支払うのに十分な資金力があること、運行管理者資格を持つ人員を確保していることなども取得要件となります。基準や条件を満たした上で、一般貨物運送事業経営許可申請書、事業計画書、残高証明書などの必要書類を作成します。
    2. 法令試験を受験。運輸局で2カ月に1度、奇数月に実施される法令試験(役員法令試験)を受験します。法人の場合は常勤のうち1名、個人事業主の場合は事業主本人が合格する必要があります。
    3. 運輸局での審査を待ち、営業許可を取得。新規営業許可の審査には、運送局に許可申請書を提出してから約4カ月かかります。あらかじめこの期間を念頭に置いて、申請手続きを行っていきましょう。
    4. 登録免許税を納付し、運行管理者と整備管理者を選任する。12万円を運輸局に入金し、運行管理者と整備管理者の選任届を、運輸支局の整備部門へ提出します。運行管理者は、保有車両数に応じた人数を選任してください。整備管理者は、車種と各車種の台数に応じて選任しましょう。
    5. 運輸支局で運送業許可書が交付され、緑ナンバーを取得。運輸支局から運送業許可書が交付されると、緑ナンバーを取得できます。
    6. 緑ナンバーを車両に取り付ける。取得した緑ナンバーを車両に取り付けたら、営業ナンバーとして正式に事業を開始できます。
  • メリット

    緑ナンバーを取得するメリットには、白ナンバーよりも信用性が上がりやすいことが挙げられます。緑ナンバーは厳しい条件をクリアしないと取得できないこと、取得すれば国から許可された事業者と見られることがその理由です。さらに、公共事業を受注できることから、営業規模を拡大できる確率が高くなります。
    なお緑ナンバー取得時には従業員の雇用が必要となり、社会保険への加入が義務付けられています。そのため、個人事業主から法人化した場合、ドライバー(従業員)福利厚生を改善して優秀な人材を確保しやすいという利点もあります。


黒ナンバーの場合

  • 取得の流れ
    1. 必要書類を用意して、管轄の運輸支局に届け出る

      貨物軽自動車運送事業経営届出書、運賃料金表、事業用自動車等連絡書、車検証などの書類が必要となります。書類が受理されると、事業用自動車等連絡書が発行されます。

    2. 軽自動車検査協会で必要書類を提出し、黒ナンバーを取得する

      運輸支局で発行された事業用自動車等連絡書を持って、軽自動車検査協会に向かいます。ここで車検証とナンバープレートが発行されます。

    3. 黒ナンバーを車両に取り付ける

      取得した黒ナンバーを車両に取り付けたら、営業ナンバーとして正式に事業を開始できます。


  • メリット

黒ナンバーは、緑ナンバーよりも短期間で取得できることが大きなメリットです。他の運送事業は運輸支局の許可証が必要となりますが、黒ナンバーで行う軽貨物運送業は、運輸支局に届け出るだけで開業できます。
また税金の問題を考えると、緑ナンバーで必要となる登録免許税が不要である点、2019年10月1日以降に新車新規登録を行った車両なら、軽自動車税と自動車重量税が安くなる点も見逃せません。
黒ナンバーは軽自動車なので、もともと普通車よりも税額は低いです。その上で、自家用車の黄色ナンバーよりも税額が抑えられているのです。税額の安さは、黒ナンバーならではの利点といえます。


黒ナンバーのドライバーにおすすめの配送プラットフォーム




配送プラットフォームとは?

荷物を輸送したい荷主と、荷物を届けたい軽貨物ドライバーを直接結びつけるサービスを配送プラットフォームといいます。配送プラットフォームには、受注・発注をデジタル化することで荷主が緊急の配送を依頼したいときにドライバーをすぐ探せることや、荷物配送後、空の状態で走っているドライバーが新たに仕事を得ることが可能といった特徴があります。
「ピックゴー」は、全国60,000台以上の軽貨物(バイク・自転車含む)の配送パートナーが登録する日本最大級の配送プラットフォームです。このほかにも、一般貨物(2トン~10トン車)は5,000社以上が登録しています。「ピックゴー」はWebを利用した配送依頼のため、荷主にとって使いやすいシステム。マッチングのしやすさに定評があり、マッチング成功率は平均99.2%を誇ります。
またドライバーにとっては依頼があった瞬間から応募できることも大きな魅力で、候補者エントリー時間は最短56秒となっています。

※記載の数値は2025年2月時点のものです。


ピックゴーの特徴

従来の運送業界では報酬の入金は数カ月後でしたが、「ピックゴー」の報酬は即日入金です。
運送会社による中抜きを排除し、依頼主が直接ドライバーとつながることで報酬が適正化されています。また受取人からの評価制度が導入されているため、評価が上がれば仕事が獲れやすくなります。
さらに、現在自分の車両を持っていない配送パートナーでも開業しやすいように、ピックゴーを運営するCBcloudでは「クロッキー」という車両売買サービスを運営しています。最短即日での納車も可能かつ常温車から冷凍車まで幅広く取り扱いがあります。お急ぎの方も自分にぴったりな車両をお探しの方もお気軽にお問い合わせください。
車両購入をご検討の方を対象に開業に必要な黒ナンバー取得に関するご相談受付も行っていいます。


よりスムーズな営業ナンバー取得を目指すには?




個人事業主として運送業を始める際には、営業ナンバーを取得するために手間とお金がかかることがあります。もし初期準備費用を抑えたい場合や、すぐに開業したい場合には、黒ナンバーを取得して軽貨物ドライバ―として働くという選択肢もあるでしょう。「クロッキー」において車両購入を検討されている方へは、黒ナンバー取得や開業手続きを効率的に進める方法をなど相談できるため、よりスムーズな開業が可能です。
独立を目指す方、フリーランスの方は、ぜひ利用してみてくださいね!

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