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ピックゴーの評判を運送会社目線で解説。活かせる会社・合わない会社の違い

「ピックゴーの評判って実際どうなんだろう」。運送会社がそう思うのは自然です。

新しい仕組みを入れるとき、現場の手間が増えたり、思ったほど効果が出なかったりすると、時間も労力も無駄になってしまいます。特に配車や稼働がギリギリで回っている会社ほど、「試してみる」が簡単ではありません。

一方で、ピックゴーは“配送プラットフォーム”として、案件情報の見え方や選び方が従来と少し違います。その違いが、運送会社にとってプラスになることもあれば、期待とズレて「思っていたのと違う」と感じることもあります。

この記事では、ピックゴーの運送会社の評判を、良い声・気になる声の両面から整理しつつ、どんな会社が価値を出しやすいのかを運送会社目線でまとめます。


ピックゴーの評判が分かれやすい理由

使い方の前提が違うと、評価もズレる

評判が分かれる一番の理由は、同じサービスでも“使い方の前提”が会社ごとに違うからです。たとえば「定期便を増やしたい」気持ちで見ているのか、「空車を埋めたい」目的で見ているのかで、評価は大きく変わります。

前者は期待が大きい分、思ったほど噛み合わないと不満が出やすいですし、後者はちょっとした穴埋めでも価値を感じやすい傾向があります。

 

車格・エリア・時間帯で体感が変わる

案件が出やすいエリアや時間帯は、地域特性や荷主の分布によって変わります。自社の車格が得意とする案件と、周辺エリアで発生しやすい案件が噛み合っている会社は「使える」と感じやいでしょう。

評判を読むときは、コメントの内容だけでなく、その会社の車格・エリア・稼働スタイルも一緒に想像すると理解がブレにくくなります。

「期待値」が高すぎると不満になりやすい

ピックゴーは、運送会社にとって便利な新しいサービスですが、万能の解決策ではありません。定期便が常に満杯になることを期待するとズレが生まれますが、「必要なときに選べる入口を増やす」「配車の選択肢を広げる」と捉えると、価値の見え方が一気に現実的になります。


運送会社から多い「良い評判」

料金体系が明瞭

良い評判で多いのは、「無料で利用できるし、案件内容によって金額がしっかりしている」という声です。運送の現場では、条件確認に時間がかかるほど、配車の意思決定が遅れます。さらに、待機時間・付帯作業などの運行してから発生する料金も、ピックゴーのサポートが荷主と交渉をしてくれます。ここに価値を感じる運送会社は多いです。

 

条件が事前に確認できて安心しやすい

運送会社が嫌がるのは、走ってから条件が変わることや、現場で初めて大変さが分かることです。事前に条件を確認できると、無理な案件を避けられますし、ドライバーへの説明も通りやすくなります。結果として、現場のストレスが減ったという評価につながりやすいポイントです。

 

空車・帰り便の穴埋めに使いやすい

特に中小の運送会社では、空車や帰り便が続くと利益に直結します。スポット案件を“必要なときだけ”入れられると、稼働のムラをならしやすくなります。定期便の前後や、余ってしまった車両を有効活用できたという声が出るのは、この文脈です。

 

営業に割く時間が減りやすい

営業が得意な会社ばかりではありません。社長や配車担当が現場と事務を兼務している会社ほど、新規開拓の優先度は下がりがちです。その中で「営業しなくても案件の入口が増える」という価値は大きいです。評判で好意的に語られるのは、こうした会社の現実と相性が良いからだと言えます。

ここまで読んで「うちの課題と似ている」と感じた場合は、評判を追いかけるより先に、まずは案件の出方を自社の条件で見てみるほうが判断が早いです。

登録の段階で走行義務が発生するわけではないため、検討の材料として覗いてみる、という距離感から始める会社も多くあります。


気になる評判・ネガティブ寄りの声

思ったより案件が少ないと感じるケース

気になる声で多いのは「思ったより少ない」という感想です。これはサービス自体が少ないというより、車格・エリア・時間帯の噛み合わせによって変わっていることが多いです。

たとえば日中がびっしり埋まっている会社が、日中の案件だけを見て「使えない」と判断すると、ズレが生まれます。逆に夜間や早朝、週末など“空きが出る時間”で見ると、評価が変わることもあります。

 

単価に納得できないと感じるケース

単価に関する不満は、どの案件チャネルでも起こり得ます。

距離と拘束時間、荷扱いの負荷、待機の有無などを踏まえて、受ける案件と受けない案件を切り分けられる会社はうまく活用でき、切り分けが曖昧なまま受け続けると不満が溜まりやすくなります。

ピックゴーなら案件の内容を見たうえでエントリーするかを決められるし、不明点はサポートを仲介し荷主へ確認も可能なので、ただのマッチングサービスではないのも特徴です。

“使いこなせない”と価値が出にくい

ピックゴーは「登録したら自動的に儲かる」タイプではありません。自社の空き時間や車両余力をしっかり把握し、普段の業務以外でどのようにピックゴーという新しい窓口を利用するかを考える必要があります。


評判を正しく読むための「チェックポイント」

利用目的が明確か

評判の良し悪しを分けるのは、感想ではなく判断基準です。どういう条件をピックゴーに求めているのかを明確にすることが重要です。

 

空き時間の定義ができているか

「空車を埋めたい」と言っても、空き時間の種類はさまざまです。午後だけ空くのか、特定曜日だけ空くのか、帰り便が空くのか、ピックゴーで探したい案件の条件の見極めが必要になります。

ピックゴーならリードタイムの短い、当日や翌日案件も多いので、急な空き車両を埋めたいときにも便利です。

 

“定期を守る”使い方で考えているか

新しいサービスでは最初から大きく変わることを期待しますが、最初は「定期便を守ったまま、余力だけ」を基本にしたほうが失敗が少ないです。

結果が出れば、少しずつ使い方を広げればいい。という無理のない設計で始めることをおすすめします。


向いている運送会社・向いていない運送会社

向いているのは、空車・帰り便・稼働のムラを課題として認識している会社です。

また、社長や配車担当が営業に時間を割けず、案件の入口を増やしたい会社にも相性が良いです。車格や稼働時間に余力があり、「必要なときだけ追加で動かす」という運用に価値を感じる会社は、評価が安定しやすくなります。

向いていない会社の特徴

向いていないのは、最初から定期便の置き換えを期待しているケースです。すべてを一本化したい、常に満杯にしたい、といった期待値だと、ズレが生まれやすくなります。

また、採算基準が曖昧なまま案件を受けてしまうと、納得感が下がりやすいので注意が必要です。

登録前によくある質問(Q&A)

Q. 登録に費用はかかりますか?

登録に初期費用や月額費用が発生しない形で始められるため、まずは案件を見て判断するという使い方が取りやすいです。

Q. 登録したら必ず案件を受けないといけませんか?

登録=稼働ではありません。案件を閲覧し、自社に合う条件のときだけエントリーする運用ができます。

Q. 条件は事前に分かりますか?

判断に必要な条件を事前に確認できるため、想定外の負担が出ないように選びやすくなります。

Q. まず何から始めればいいですか?

最初は「空き時間を一つ決める」とスムーズです。午後だけ、週末だけ、帰り便が空く日だけなど、条件を絞って案件を見てみると、自社に合うかの判断が早くなります。


まとめ:評判より大事なのは「自社に合う使い方」を持てるか

「評判が良いか悪いか」は、もちろん気になります。ただ、運送会社にとって本当に大事なのは、他社の感想よりも「自社の稼働にどう組み込めるか」です。

評判が割れるのは、サービスの良し悪しというより、前提となる車格・エリア・時間帯、そして期待値の置き方が会社によって違うからです。

ピックゴーは、定期便を崩さずに使える“配送プラットフォーム”として、空車や帰り便、稼働のムラをならす選択肢になり得ます。登録したからといって、すぐに走る必要はありません。

まずは自社の条件で案件を見て、「合う局面があるか」を確かめるところから始めるのが、いちばん失敗が少ない進め方です。

まずは自社の条件で案件を見てみて、「合う局面があるか」を確かめるところから始めるのが、いちばん失敗が少ない進め方です。
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