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物流アウトソーシングのメリット・デメリット、委託先を選ぶポイント

こんにちは。物流に関する知識をまとめたメディア「ピックゴー物流コラム」編集部です。

EC市場の急拡大や人手不足の影響などを受けて、「物流アウトソーシング」が注目を集めています。しかし、物流業務を外注することで品質面のばらつきや、イレギュラーな事態への対応が難しくなるなどの問題も発生しています。
今回は、物流アウトソーシングに関する基本的な情報や、メリット・デメリット、アウトソーシング会社を選ぶ際のポイントなどを解説します。さらに、物流を外注する際におすすめの配送マッチングサービスも提案しますので、ぜひ参考にしてください。


目次[非表示]

  1. 1.物流アウトソーシングの基礎知識
    1. 1.1.物流アウトソーシングとは?
    2. 1.2.物流アウトソーシングの料金体系は2種類
  2. 2.物流アウトソーシングのメリット・デメリット
    1. 2.1.メリット
    2. 2.2.デメリット
  3. 3.物流アウトソーシング会社を選ぶポイント
    1. 3.1.依頼したい業務の範囲
    2. 3.2.取り扱う商品の概要
    3. 3.3.信頼性
  4. 4.物流アウトソーシングにおすすめの配送プラットフォーム「ピックゴー」
    1. 4.1.ピックゴーとは?
    2. 4.2.ピックゴーがおすすめである理由
  5. 5.物流アウトソーシングにはピックゴーを活用しよう


物流アウトソーシングの基礎知識

物流アウトソーシングとは?

「物流アウトソーシング」とは、自社内で行う物流業務を外部の専門業者に委託することを指します。入庫や出荷作業、在庫管理、ピッキング、梱包、車両手配、保管、検品など、物流に関するすべての業務を外注する仕組みです。
物流アウトソーシングの需要増加の背景には、EC市場の拡大があります。日本国内の電子商取引の伸び率は、2019年度でBtoBが2.5%増、BtoCが7.65%増(いずれも前年比)となっており、市場規模はいずれも増加傾向にあります。
インターネットの発達によって、誰でもECサイトを開設できるようになった一方で、商品を顧客のもとへ配送する術を持たない事業者も少なくありません。そこで、物流業務全般をアウトソーシングすることで、コスト削減や商材開発への注力を実現しようと考える企業が増えているのです。

【出典】「電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました」2020年7月22日(経済産業省)
https://www.meti.go.jp/press/2020/07/20200722003/20200722003.html


物流アウトソーシングの料金体系は2種類

  • 定額系物流サービス

定額系物流サービスは、提供されるサービスと配送料や保管料などの料金が事前に決まっているのが特徴です。サイトに掲載されている料金表と出荷数や荷物のサイズを照らし合わせることで、おおよその金額を利用前に算出できます。


また、定額系物流サービスは、商品1個から利用できるケースが多く、小規模配送を依頼することが多いスタートアップや個人の方でも利用しやすいのが魅力です。カスタム系物流サービスの場合は、ある程度の規模がないと対応してもらえない可能性があります。


初めて物流業務をアウトソーシングする場合は、気軽に利用できる定額系物流サービスがおすすめです。運用方法に慣れ、新たな悩みや要望が生じてからカスタム系物流サービスに移行すると良いでしょう。


  • カスタム系物流サービス

カスタム系物流サービスは、荷主の状況に合わせて、新たなサービスを追加・変更できるのが特徴です。サービス内容に応じて個別に金額を設定するため、具体的な利用料金は、見積もり後の契約の際に交渉が必要です。


カスタム系物流サービスでは、専任の担当者がつき柔軟に対応してもらえる一方で、料金は定額系物流サービスよりも高くなる傾向があります。また、定額系物流と比較して、サービス内容や料金体系が複雑化するため、導入する場合はスケジュールに余裕をもっておくことが大切です。


物流アウトソーシングのメリット・デメリット

メリット

  • 物流コストを削減しやすい

物流アウトソーシングは、固定費を物量に合わせて変動費化でき、物流コストを削減しやすい点がメリットです。発送業務にかかる人件費や物流倉庫の管理費などは、本来固定でかかる費用ですが、物流アウトソーシングを活用することで、物量が少ないときや閑散期にコストを抑えられます。


また、物流アウトソーシングを行うことで、コストの内訳を明確化でき、削減すべきコストを把握できるのも魅力です。自社で物流業務を行う場合は、変動費や固定費をすべて詳細に管理しなければなりません。それらの業務もすべて外注先に任せることで、物流コストを一覧で把握できるようになります。


さらに、物流アウトソーシングでは、自社で物流体制を構築する際の初期費用や、人材への教育コストがかかりにくいのも強みです。削減したコストは、商品開発や社員に還元することで、売上やモチベーションのアップも期待できます。


  • コア業務に注力しやすい

物流業務を外注することで、物流関連の作業にかけていた時間や人員を、別の業務に充てることができるのもメリットです。商品開発やプロモーション、営業など、コア業務に集中することができれば、業務効率が上がるだけでなく、事業成長の加速にもつながります。
また、コア業務を圧迫しないためには、できるだけ早い段階で物流アウトソーシングを活用することが大切です。事業がある程度成長すると、物流業務の外注化に手間がかかり、コア業務の圧迫につながる可能性があります。


  • 配送品質の向上につながる

物流アウトソーシングでは、物流の知見が豊富な3PL業者に委託するため、配送品質の向上につながるのも利点です。物流業務は、配送だけでなく検品や梱包など、さまざまな作業を丁寧かつ迅速に行う必要があります。物流アウトソーシングを活用することで、取り扱う商品数や種類が増加しても、これらの業務の品質を高い状態で維持できます。
また、自社で他の業務と並行しながら物流関連の作業を行わずに済むため、ヒューマンエラーやミスの防止にも効果的です。ミスなく高品質な配送を実現できれば、顧客からも高い評価を得られるでしょう。


デメリット

  • 物流ノウハウを自社に蓄積しにくい

物流アウトソーシングは、物流業務を自社のスタッフが直接行わないため、ノウハウを自社に蓄積しにくいのが欠点です。将来的に自社でも物流を行う場合は、流通加工業務や発送業務だけを任せるなど、業務の一部のみを委託するといった方法を検討する必要があります。


  • イレギュラーな事態に対応しにくい

物流アウトソーシングでは、トラブルが発生した際に事態の把握にタイムラグが起こりやすく、対応が難しい傾向にあります。不足の事態に迅速に対応するためには、外注先の業者と緊密に連絡が取れる体制を整えておくと良いでしょう。急ぎの配送などは、事前の取り決めがなければ対応してもらえないケースも少なくありません。
また、物流アウトソーシングは、トラブル発生時の責任の所在が不明になりやすいのもデメリットです。イレギュラー時の対応や責任の所在などについて、委託先と事前に取り決めをしておきましょう。


物流アウトソーシング会社を選ぶポイント

依頼したい業務の範囲

外注先の会社を選定する場合は、物流アウトソーシングで解決したい課題や目的を明確化し、依頼したい業務の範囲を確定することが大切です。「発送のみを受ける」「在庫管理から発送まで請け負う」「発注から発送、入金処理まですべて請け負う(フルフィルメント)」など、アウトソーシング会社によって対応できる業務の範囲が異なるのが理由です。解決すべき課題や目的が複数ある場合は、優先順位をつけましょう。


取り扱う商品の概要

アウトソーシング会社を選ぶ場合は、商品の種類やサイズ、量、発送頻度、温度帯などを確認しておきましょう。アウトソーシング会社により、対応できる発送条件や費用が異なるため、事前に商品の概要を確認しておくことで、最適な条件の外注先を選択できます。


信頼性

外注先を選ぶ場合は、同業種・同規模の物流アウトソーシングを受注した実績の有無など、過去の実績が信頼できるかどうかも大切です。その他には、トラブル発生時のフォロー体制や専門知識を有するスタッフの有無なども確認しておくと、万が一の事態が発生しても安心です。


物流アウトソーシングにおすすめの配送プラットフォーム「ピックゴー」


ピックゴーとは?

「ピックゴー」とは、荷物を送りたい荷主と荷物を届けたいドライバーや運送会社を、直接結びつける法人向けの配送プラットフォームです。配送パートナーの登録台数は国内最大級で、軽貨物で50,000台以上(バイク・自転車含む)、一般貨物(2トン~10トン車)で2,000社以上。そのため、短時間でマッチングでき、車両の確保が難しい繁忙期や年末でも安心して依頼できます。
ピックゴーは、荷主のニーズに応じて、大型荷物や特殊な荷物も配送可能です。精密機器など取り扱いが難しい荷物の配送、冷蔵車・冷凍車での配送、定期便、買い物代行など、あらゆる用途で利用できます。
また、急な発注だけでなく、定期的な配送を依頼することも可能です。自社の物流業務をすべてアウトソースする場合にも役立ちます。

※掲載している数値は2023年3月時点のものです。



ピックゴーがおすすめである理由

ピックゴーは、手配をかける際に細かい依頼内容を指定でき、それに対応できる配送パートナーが応募してくるため、ミスマッチが少ない点が魅力です。ドライバーを決める際は、システム上で採用された独自の評価制度をもとに、荷主からの評価が高い方を選択できます。



また、ピックゴーでは、24時間365日体制のカスタマーサポートを運営しており、万が一のトラブル時にもすぐに問い合わせることが可能です。未配達や誤配送などの事態にも、日本全国いつでも即日配送の依頼ができます。
さらに、ピックゴーの手配にかかる時間は、最短56秒と業界最速クラスです。発注前に利用料金を確認でき、梱包や伝票作成などの面倒な作業も不要なため、物流管理の効率化に役立ちます。その上、依頼後はGPS機能を活用して、車両の現在地や配送先への到着時間をリアルタイムに確認できます。

※掲載している数値は2021年8月時点のものです。


物流アウトソーシングにはピックゴーを活用しよう

今回は、物流アウトソーシングに関する基礎知識や、メリット・デメリット、外注先の選び方についてお伝えしました。物流アウトソーシングは、物流のノウハウをもたない個人やECサイトを開設したばかりの企業にとって強い味方です。商品の配送や保管、検品などの作業にお困りの場合は、導入を検討しましょう。
ピックゴーは、配送する商品の種類や条件に応じて配送パートナーを選定可能な、物流アウトソーシングに最適なサービスです。さまざまな観点から配送パートナーの配送品質を点数化しており、依頼前に確認できるため、安心して任せることができます。物流コストの削減にも役立ちますので、ぜひ一度ご検討ください。



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