
ギグ・エコノミーとは?働き方の新しい形と物流業界で注目の取り組み
こんにちは。物流に関する知識をまとめたメディア「ピックゴー物流コラム」編集部です。
近年、インターネットの普及によって、「ギグ・エコノミー」という新しい働き方が注目されるようになりました。ギグ・エコノミーとは、インターネットを通じて、単発の仕事を請け負う働き方、またそれによって成り立つ経済の形態を意味します。
仲介事業者が設定したプラットフォーム上で、企業と個人がマッチングして仕事のやり取りをするギグ・エコノミー。この働き方は米国から始まり、今や世界中で普及しています。さらに、いわゆるデスクワークに限らず、物流業界においてもギグ・エコノミーの導入が始まっているのです。
今回は、ギグ・エコノミーの基礎知識と、物流業界での活用事例について詳しくご紹介します。
目次[非表示]
- 1.ギグ・エコノミーの基礎知識
- 1.1.ギグ・エコノミーとは?
- 1.2.ギグ・エコノミーのメリット
- 2.ギグ・エコノミーが拡大している背景
- 2.1.労働環境の変化
- 2.2.働き方や価値観の多様化
- 2.3.プラットフォームの充実
- 3.ギグ・エコノミーで注目の配送プラットフォーム
- 3.1.配送プラットフォームとは?
- 3.2.ピックゴーの特徴
- 4.ギグ・エコノミーでワークライフバランスを!
ギグ・エコノミーの基礎知識
ギグ・エコノミーとは?
ギグ・エコノミーとは、インターネットを通じて単発の仕事を発注・受注する経済形態を意味します。ギグ(Gig)とは、ライブハウスやクラブで行われる一度限りの演奏を指すスラングです。
米国のメディアがこの用語を使いだして以来、ギグ・エコノミーはフリーランスや副業を行う人にとっての新しいビジネスモデルとして、注目されるようになりました。
ちなみに、企業がインターネットを通して仕事を業務委託することは、「クラウドソーシング」と呼びます。
同じく最近話題のシェアリング・エコノミーは、車や住居、洋服などの「モノ」を複数人でシェアする形態ですが、ギグ・エコノミーは「ヒト」を複数の企業がシェアすることになります。
ギグ・エコノミーという形態で働く人のことを「ギグ・ワーカー」といいます。ギグ・ワーカーは各分野の専門能力を生かし、インターネットの仲介プラットフォームを通して、企業からプログラミング、サイト制作、デザインといった案件を請け負います。ほかにも、フードデリバリーや配車サービス、家事代行など、ギグ・エコノミーを利用した業務は多岐にわたります。
なお、ギグ・ワーカーは、企業に属することなく1回ごとに仕事を受注するため、非正規労働者となります。
ギグ・エコノミーのメリット
- 労働者にとってのメリット
働く側にとっては、柔軟な働き方を実現できる上に、好きな時間に好きな場所で働くことができるという大きなメリットがあります。自分のライフスタイルに合わせて仕事ができることはギグ・エコノミーの魅力の1つです。
また、自分のスキルを生かした仕事で報酬を得られるという点も大きな利点です。特に専門性が高く実力のある人は報酬を多く得やすいため、正社員として働くよりも収入がアップするケースもあります。
- 企業にとってのメリット
企業側には、人件費を抑えることができるという大きなメリットがあります。ギグ・エコノミーの形態を活用すれば、必要なときだけ人材を確保できるため、雇用にかかる固定費を削減することができます。
また、優秀で即戦力の人材を確保しやすくなることから、ギグ・エコノミーは人材育成コストの削減にもつながります。さらに、雇用保険や厚生年金などの社会保障や福利厚生コストを削減できるのも利点です。
ギグ・エコノミーが拡大している背景
労働環境の変化
現在、日本でもギグ・エコノミーの働き方を選択する人が増えています。この背景の1つに、少子高齢化の進行による労働人口の減少が挙げられます。労働人口の減少に伴い、終身雇用、年功序列といった従来の雇用形態の維持が難しくなっているため、新しい働き方の導入が進んでいるのです。
働き方や価値観の多様化
日本では今、働き方が多様化しています。オフィスを離れて自宅で勤務するテレワーク、パソコンやタブレット端末などを使い、オフィス以外の場所で仕事をするノマドワークなど、従来とは異なる働き方をする人が増えています。
同時に、仕事に対する価値観も多様化しています。仕事に「給与の高さ」や「地位」よりも「面白さ」や「自由度の高さ」を求める人もいれば、スキルを磨き、より高い収入を目指してフリーランスになる人もいます。
このように働き方と価値観が多様化していることが、日本におけるギグ・エコノミーの拡大の一因となっています。
プラットフォームの充実
インターネットの普及によるプラットフォームの充実も、ギグ・エコノミーの拡大に大きく影響しています。特別なツールがなくても、スマートフォンだけで仕事の受注が可能となったため、幅広い人々が参加しやすくなりました。さらにWebサイトだけでなく、アプリで簡単に受発注ができるプラットフォームも増えているため、より参加へのハードルは低くなっています。
現在、仕事の受発注を行うプラットフォームを提供する企業が数多く台頭し、アメリカを中心にグローバルに広がっています。
ギグ・エコノミーで注目の配送プラットフォーム
配送プラットフォームとは?
配送プラットフォームは、ギグ・エコノミーの形態を用いた新しい配送サービスです。荷物を送りたい荷主と、荷物を届けたい軽貨物ドライバーを、アプリ1つで直接結びつけることができます。
受注・発注をデジタル化しているため、緊急に配送を依頼したい荷主はすぐにドライバーを探すことができ、ドライバーは荷物配送後、空の状態で走っている間に仕事を得ることができます。
数ある配送マッチングサービスの中でも、特におすすめなのが「ピックゴー」です。軽貨物の配送パートナー登録台数は、日本最大級全国の配送パートナーは軽貨物で100,000台以上(バイク・自転車含む)。しかも、 ドライバーが仕事を受注するまでの時間は、平均56秒で業界最速クラスです。
※記事内の数値は2025年5月時点のものです。
ピックゴーの特徴
- マッチング成功率の高さ
ピックゴーの特徴であり、大きなメリットでもあるのがマッチング成功率の高さです。マッチング成功率は、平均99.2%(2021年8月時点)という高さを誇っています。
ピックゴーは配送パートナーにとっても、荷主にとっても簡単で使いやすいシステムのため、案件や配送パートナー数が安定しており、マッチングしやすいのです。
- 適正な報酬が即日入金
ピックゴーでは、配送パートナーと依頼主が直接つながり、報酬の設定を行います。運送会社による中抜きが排除されるため、適正な報酬を入手することができるのです。
また、従来の運送業界では入金まで数カ月かかることもありましたが、ピックゴーでは即日入金されます。
- 評価制度の導入
配送パートナーの能力や勤務態度が反映される、受取人からの評価制度が導入されています。評価が上がると指名を受けやすくなるため、仕事の幅が自然と広がっていきます。
- お得なカーリース制度を用意
「個人事業主として開業したいが、車両を持っていない」「初期費用を抑えたい」という方向けに、お得なリース制度「ピックゴー カーリース」を用意しています。
現在、ピックゴー カーリースは首都圏限定(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)です。
新車を3万1800円(税別)からリースできるため、初期費用を大幅に抑えることが可能です。そして、開業に必要な黒ナンバーを代理取得してくれるので、自ら運輸支局や軽自動車検査協会に出向く必要がなく、面倒な手続きも不要です。
さらに、ピックゴー以外の他社で受けた配送作業にもリース車両を使用できます。
ギグ・エコノミーでワークライフバランスを!
テクノロジーの発展によって誕生した新しい働き方、ギグ・エコノミー。
ギグ・エコノミーの1種であるピックゴーに登録した方は、好きな時間に好きな仕事を選ぶことができる、ギグ・ワーカーとなります。専業がある方なら、スキマ時間を利用して副業として稼ぐこともできるでしょう。また、ピックゴーに参加することで、効率良く自分の労働力を使い、これまで以上の収入を得られるかもしれません。
ピックゴーではスポット配送、定期配送、個人向けなど、数多くの仕事があり、配送ドライバーの需要は拡大しています。
自分のスキルを生かして新しい働き方に挑戦し、ワークライフバランスを保ちながら、充実した日々を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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