
建材物流の効率化を実現!配送だけにとどまらないピックゴーの役割
企業名 |
ホームエコ・ロジスティクス株式会社 様 |
主な事業内容 |
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配送物 |
建築資材 |
課題 |
・慢性的な人手不足で、ドライバーを手配するのが困難なことが多かった |
効果 |
・定期便を利用することで、都度ドライバーを手配する必要がなく配送が安定化した |
ホームエコ・ロジスティクス株式会社は、建材物流の合理化と効率化を実現する3PL(サードパーティーロジスティクス)事業を主軸に展開し、全国約30の物流拠点の管理運営を行っています。まさに建材配送のプロフェッショナルである同社は、どのようにピックゴーを活用してきたのでしょうか。
今回は、営業部の林 敬和様にお話を伺いました。
ピックゴーの画期的な仕組みが、建材物流の効率化につながる
―はじめに、御社の事業内容について教えてください。
林様:当社は住友林業株式会社の100%出資物流子会社であり、元々は「住友林業の家」の建築現場に建材を配送するために立ち上げられた会社です。現在はグループ会社のみならず、様々な会社の物流に関わる3PL(サードパーティーロジスティクス)を主たる事業としています。
具体的な業務としては、全国の物流会社と業務委託契約を締結し、各社が持つ全国約30ヵ所の物流拠点の運営管理を行っています。扱う商材は、構造躯体・内装建材・住宅機器といった建築資材が中心です。
また、物流会社へのコンサルティングも展開しており、配送サービスとしてピックゴーの提案・提供も行っています。ピックゴーの代理店として新規のお客様を幅広く募る取り組みもしており、現在、当社経由のピックゴーアカウントは100件ほど稼働している状況です。
―ありがとうございます。御社からご紹介いただいたお客様にもピックゴーを利用していただいており大変嬉しいです。御社のお客様は、実際にどのような形でピックゴーを活用されているのでしょうか?
林様:当社のお客様は、ハウスメーカーをはじめビルダーや建材メーカー、プレカット工場、建材流通店が多く、主に次のようなシーンでピックゴーが利用されています。
- 建築現場への建材の緊急配送
- 遠隔地への建材のスポット配送
- 製造工場から現場への建材の直送
昨今は慢性的な人手不足もあり、ピックゴーの定期便を提案する機会も増えています。
―御社とは2016年頃からご一緒させていただいておりますが、数ある配送サービスの中でピックゴーを選んだ理由をお聞かせいただけますか?
林様:当時は、現在ほど様々な配送サービスがあったわけではなく、ピックゴーの仕組みは画期的なものでした。また、当社のお客様が緊急出荷やスポット対応に課題を抱えていたので、そこにピックゴーの仕組みがうまくはまるのではないかとも感じました。
建材の配送では、工事スケジュールの変更などにより緊急の配送対応が必要となるケースが度々あります。ピックゴーを利用する前は、当社のお客様であるメーカーや工場から、当社管理の中継拠点に品物を運び、そこから建築現場に届けていました。現在は、緊急対応時にピックゴーを用いてメーカーや工場から直接現場に届ける体制ができています。
速い・簡単・手厚い!物流業界の配送効率化を実現するピックゴー
―ピックゴーを利用する中でメリットに感じる点があれば教えてください。
林様:ピックゴーのメリットには次のものがあると感じます。
配送パートナーの手配スピードが速い
- 事前に料金を把握できる
- システムの操作が簡単
- 24時間対応可能な手厚いサポート体制
特に手配スピードについては、当社からピックゴーを紹介したお客様によく驚かれます。依頼をかけてから1人目の配送パートナーの応募がとにかく速いのです。
また、依頼の段階で事前に配送料金が分かる点も好評です。他の配送サービスの場合、実際に配送して初めて配送料金が分かることも多いため、事前にコストを把握できる点は非常にありがたいポイントです。
さらに、シンプルな操作画面も大きなメリットだと思います。「操作しやすく使いやすい」と喜ばれています。営業スタッフやサポートチームの手厚いサポートや24時間対応というのも、利用促進につなげられているのかなと実感しています。
―手配スピードと操作や仕組みの分かりやすさは、当社としても力を入れている部分です。ピックゴーを利用する中で印象に残っているエピソードはありますか?
林様:九州の工場にしか在庫がない建材を、翌日に関東の現場で使いたいという依頼をいただいたことがあります。
通常の輸送では間に合わない状況だったのですが、ピックゴーの空陸一貫輸送(航空輸送と陸運を一括手配できるサービス)を利用することで、最短での輸送が実現できました。建築現場は工期を遅らせることができないので、何とか間に合い大変助かりました。
▲ピックゴーの空陸一貫輸送の図解
他にも、緊急時にピックゴーを利用するお客様が増えています。例えば、通常は工場にある商品を一度営業所に運んで、そこから現場に配送するというフローですが、それだと希望納期に間に合わないケースも多いです。ピックゴーなら配送パートナーが工場まで商品を取りに行き、そのまま現場に直送するため、配送工数を短縮できるのです。
また最近では、荷下ろしなど搬入補助のニーズも高まっていて、現場の効率化に期待してピックゴーを利用するお客様が増えている印象です。
―ピックゴーを利用して、新しく実現できたことがあれば教えてください。
林様:大きく2つあります。1つ目は、お客様のスポット依頼に柔軟に対応できるようになったことです。これまでは、お客様の倉庫から商品を出荷するといったスポット案件には対応できなかったのですが、ピックゴーの活用でお客様のニーズに応えられるようになりました。
2つ目は、他社の配送サービスを利用していたお客様の工数削減を実現できたことです。長く他の配送サービスを利用していたお客様も、ピックゴーを一度使ってもらうと「対応がスピーディーで料金も分かりやすく便利」「配送手配にかかる工数が減った」と喜んでもらえます。
建築業界特有の配送にも、ピックゴーなら対応可能
―御社で扱う商材ならではの課題や悩みはありますか?
林様:当社の配送物には、長尺物や重量物など様々な種類があります。この点については、ピックゴーは軽貨物だけでなく1トン~10トン車も手配できるため、配送物が特殊なものであっても迅速に対応してくれています。
▲平ボディでの長尺物の配送(イメージ)
また、建築現場によっては現地での手渡し荷役・階上げ搬入が必要になるケースがあります。こうした配送に付随する作業がある場合には、依頼時に詳細を入力することで対応可能な配送パートナーが見つかります。建築現場特有の配送にも柔軟に対応してくれ、課題解決にもつながっています。
―ありがとうございます。ピックゴーのサービスが、建材配送の課題にも対応できているようで嬉しく思います。実際にピックゴーを案内したお客様からのお声を聞ける機会はあるのでしょうか?
林様:はい。多くの場合「良いサービスを紹介してくれてありがとう」「非常に役立っています」という感謝の声を頂戴しています。前述した通り、物流業界は人手不足の課題を抱えていますが、これを解決する効果がピックゴーには備わっているのです。これまで自社で配送人員を抱えていたお客様の中には、ピックゴーに配送を切り替える会社も増えています。
―ピックゴーの導入に不安を感じていたお客様もいましたか?
林様:物流業界はいまだにFAXや電話を使ったやりとりも多いため、実際に使い始めるまでは不安を感じるお客様も多いです。その場合は、ウェブ上での実際の依頼画面をご覧いただきながら、一連のフローを分かりやすく説明するように努めています。
一度使ってみると利便性の高さが明確になるので、いかに説明を尽くしてお客様の不安を解消できるかが重要だと感じます。
石膏ボードの搬入補助を、ピックゴーで実現したい
―ここまでたくさんの貴重なお話を聞かせていただきありがとうございます。今後、ピックゴーを利用して実現したいサービスなどはあるでしょうか?
林様:すでに御社と打ち合わせさせていただいていますが、石膏ボードの搬入補助までピックゴーで対応できないかを検討しています。石膏ボードは重いのですが、手で運ぶ必要のある商品です。しかし、車上渡しまでしか対応しないメーカーも増えました。
石膏ボードを車上で受け取って現場の中まで運ぶ荷上げを、ピックゴーの搬入補助で対応できるようになると、喜ぶお客様は多いでしょう。重さ、破損リスクなどがハードルにはなっていますが、間違いなく建材業界では需要があるので何とか実現させたいと考えています。
▲重量のある石膏ボードだが、人の手で運搬する必要がある
―ありがとうございます。弊社としても、御社の商品を全国のお客様に届けられるように努めてまいります。本日はお時間をいただき、ありがとうございました。