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物流拠点でリードタイムを短縮するには?効率化の重要性や効果とは


こんにちは。物流に関する知識をまとめたメディア「ピックゴー物流コラム」編集部です。


物流の「リードタイム」とは、発注から納品までの時間を意味します。リードタイムが短いほど、売上や顧客満足度の向上につながります。サプライチェーン・マネジメント(SCM)の観点からも、リードタイムをいかに短縮するかが課題となっている状況です。ここでは、企業の配送ご担当者様へ向けて、リードタイム短縮の重要性や効果、リードタイムを短くする方法についてご紹介します。

目次[非表示]

  1. 1.リードタイム短縮の重要性
    1. 1.1.物流のリードタイムとは?
    2. 1.2.物流において重視される理由
  2. 2.リードタイム短縮で期待できる効果
    1. 2.1.販売物流の場合
    2. 2.2.調達物流の場合
    3. 2.3.生産物流の場合
  3. 3.物流拠点でリードタイムを短縮する方法
    1. 3.1.設備投資
    2. 3.2.作業の業務効率化
    3. 3.3.配送ルートの見直し
  4. 4.リードタイムを意識して物流の効率化を目指しましょう

リードタイム短縮の重要性

物流のリードタイムとは?

物流業界における「リードタイム」とは、一般的に発注から納品までにかかる時間のことです。リードタイムが具体的に指すものは、業種によって異なります。たとえば、調達物流におけるリードタイムとは、部品や材料などを調達するまでの期間のことです。生産物流においては、製造開始から完了までの期間を指します。また、これらの全工程のリードタイムを細分化すると、各工程にもリードタイムが存在しています。こうしたリードタイムは取引先の企業にも影響を与えることから、ビジネスシーンでの商談や交渉においても重視されるポイントです。

 

物流において重視される理由

基本的に、リードタイムは短ければ短いほど好ましいと考えられています。発注から納品までの時間が短縮されれば、より短期間で効率的に売上をあげ、収益を高められるためです。また、いち早くサービスを提供することで顧客満足度の向上につながり、自社の優位性を保てるという理由もあります。特にサプライチェーン・マネジメント(SCM)の観点では、加速を続けるグローバル化やオンライン化への対応が急務です。商品の仕入れから、製造・販売にいたるまでのサプライチェーン全体の流れを最適化することで、リードタイムの短縮が求められています。

 

リードタイム短縮で期待できる効果

販売物流の場合

商品を消費者へ届ける販売物流では、ネットショッピング(EC)の普及にともない、ますますリードタイム短縮の重要性が高まっています。リードタイムを短縮できれば、顧客のもとへ商品が届くまでの時間が短くなり、ユーザーの利便性が高まります。決済から商品到着までにタイムラグが生じるネットショッピングにおいて、他社よりも早く届くことは大きなアドバンテージです。リードタイム短縮が顧客満足度に直結しやすいといえます。

 

調達物流の場合

調達物流のリードタイムは、いかに早く製品を納入できるかに関わります。リードタイムの短縮によって、より多くの納品が可能となり、キャッシュフローの改善が期待できるのがメリットです。また、業務効率化によって無駄なコストを削減できる可能性もあります。その際、部品や材料などを他社から調達しているのであれば、取引先のリードタイムも考慮するべきでしょう。社内のリードタイム短縮だけでなく、取引先との調整が必要となる場合もあります。

 

生産物流の場合

生産物流のリードタイム短縮には、生産時の業務を効率化し、市場の変化へ対応しやすくなる効果が期待できます。各工程の作業時間をより短く、さらには工程間に発生する滞留時間をより短くできると理想的です。ただし、現実的に実現不可能なリードタイム短縮を強行すれば、生産現場の事故や不良品の増加にもつながりかねません。かえって生産性を下げるおそれがあるため注意が必要です。

 

物流拠点でリードタイムを短縮する方法

設備投資

現状、業務で使用している機器やシステムの見直しを行い、より最適な設備の導入を検討しましょう。投資には少なからず費用がかかりますが、設備の導入や最新版へのアップグレードによって、大幅な業務効率化につながる事例も少なくありません。たとえば、タブレット端末の導入によるペーパーレス化のように、効率化と経費削減を同時に実現できる方法もあります。

 

作業の業務効率化

作業内容を改めて確認し、効率化をはかります。人員は適切に配置されているか、手順に無駄はないか、改善点を見つけてみましょう。このとき、不良品やヒューマンエラーの発生を防ぐことも、結果として効率化につながります。場合によっては、増員が必要となるケースもあるでしょう。人員を増やした分だけ人件費の負担も増えますが、生産性の向上につながるのであれば有効な手法です。

 

配送ルートの見直し

もっとも効率的なルートで配送しているか、配送業務を見直すことも大切です。配送ルートには多数の選択肢があり、ドライバーの負担や道路の交通量など複雑な条件を考慮する必要があるため、最適なルートを割り出すのが難しいことも。

そんなときは、配送に特化した専用のシステムを導入するという手もあります。そのような場合におすすめのシステムが「サクッとコース計算」です。サクッとコース計算は誰でもかんたん操作でコース数の見積もりがサクッとできるサービスです。複雑なコース計算も、このツールを使えばかんたん解決!

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リードタイムを意識して物流の効率化を目指しましょう


リードタイム短縮の重要性や効果を踏まえながら、リードタイムを短くする方法について解説しました。近年加速を続けるグローバル化やオンライン化にともない、サプライチェーン・マネジメント(SCM)の観点からも重視されるリードタイム短縮。ご紹介した情報を参考に、物流の効率化を目指しましょう。

サプライチェーンマネジメント(SCM)を導入するメリットと流れ

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