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軽貨物ドライバーとして独立するメリット|開業手順と仕事を得る方法

こんにちは。物流に関する知識をまとめたメディア「ピックゴー物流コラム」編集部です。

ネット通販の普及によって、現在ますます需要が増している運送業界。「追い風が吹いている今こそ、軽貨物ドライバーとして独立したい」と考える方もいると思います。しかし、実際に開業するとなると、「どんな手順で進めたら良いかわからない」「開業したとしてもコンスタントに配達の依頼が来るだろうか」といった不安を抱く人もいるのではないでしょうか?


そこで今回は、軽貨物ドライバーとして独立するメリットや開業の仕方、開業後に効率良く仕事を獲得する方法について解説します。軽貨物ドライバーとして独立を考えている人はもちろん、副業で軽貨物ドライバーとして稼ぎたいと検討中の人も、ぜひ参考にしてください。

目次[非表示]

  1. 1.軽貨物ドライバーとして独立するメリット
    1. 1.1.働けば働くほど稼げる
    2. 1.2.定年がない
    3. 1.3.開業しやすい
    4. 1.4.人間関係の悩みが少ない
    5. 1.5.副業しやすい
  2. 2.軽貨物ドライバーになる方法と注意点
    1. 2.1.軽貨物ドライバーになる方法
    2. 2.2.STEP1:軽貨物車と営業所、駐車場を用意する
    3. 2.3.STEP2:管轄区域の運輸支局に届け出る
    4. 2.4.STEP3:軽自動車検査協会で黒ナンバーを取得する
    5. 2.5.STEP4:保険に加入する
    6. 2.6.STEP5:開業届を提出する
    7. 2.7.軽貨物ドライバーになる際の注意点
  3. 3.軽貨物ドライバーとして仕事を得る方法
    1. 3.1.運送会社を通して仕事を受ける
    2. 3.2.配送プラットフォームで直接仕事を選ぶ
  4. 4.軽貨物ドライバーとして成功するために


軽貨物ドライバーとして独立するメリット


働けば働くほど稼げる

軽貨物ドライバーとして独立するメリットの1つは、労働時間を個人の裁量で決められるため、働けば働くほど収入を得ることができるということです。
個人事業主の場合、労働基準法による労働時間の制限がありません。体力に余裕があれば夜間まで働くこともできます。多く働いた分、収入に直接反映されていきます。


定年がない

会社員ではなく、個人事業主である軽貨物ドライバーには、定年がありません。体力が続く限り、希望する年齢まで働くことができるというのもメリットです。


開業しやすい

軽貨物ドライバーは、普通自動車の運転免許と軽貨物車があれば開業できます。さらに、軽貨物運送業の開業は、役所に必要書類を提出するだけで開業できる「届出制」です。
開業に役所の判断が必要な「許可制」である他の運送業に比べて、手軽かつスピーディーに開業できます。


人間関係の悩みが少ない

人間関係の悩みが少ない傾向にあるということも、軽貨物ドライバーの魅力の1つです。

個人事業主のため、一般的な会社とは異なり、上司や部下といった職場での上下関係がない場合が多いです。また、運転や運送などの主要業務は基本的に1人で行うため、わずらわしい人間関係が発生しづらいということもあります。人付き合いに不安を抱える方でも、気軽に参入しやすいといえるでしょう。


副業しやすい

軽貨物ドライバーとして独立すると、副業をしやすいというメリットもあります。労働時間や、休日のスケジュールを自分で設定できるからです。もちろん、土日だけ軽貨物運送業を副業で行うことも可能です。好きな分だけ働いて、プラスの収入を得ることができます。

軽貨物ドライバーになる方法と注意点



軽貨物ドライバーになる方法

ここまで、軽貨物ドライバーとして独立するメリットをご紹介しました。次に、具体的にどのような流れで開業するのか、方法と手順をお伝えします。


STEP1:軽貨物車と営業所、駐車場を用意する

まずは、軽トラック、軽バン、バイク(125cc以上)などの軽貨物車と、営業所、駐車場を用意しましょう。軽貨物運送業は、宅配で扱うような小さな荷物を運ぶことが多いため、軽自動車での申請が可能です。ですから、軽トラックや軽バン、バイク(125cc以上)などを用意すれば問題ありません。また、配送業務を行う車両は、購入する以外にリースすることもできます。


営業所は、店舗を新たに用意せずに、自宅を使用することが可能です。駐車場は、原則として営業所に併設することになっています。ただし、併設できない場合は、営業所の半径2km以内で用意すれば認められます。また、駐車場には、業務で使用する車両を全て収容できなくてはなりません。

1台の車両で業務を行う場合は、その1台が収容できる駐車場を用意すれば大丈夫です。


STEP2:管轄区域の運輸支局に届け出る

次は、いよいよ書類の提出です。営業所の管轄区域の運輸支局に届け出ます。まずは、以下の必要書類を集めましょう。ちなみに、車検証のコピー以外の書類は、運輸支局の窓口で入手、もしくはWebサイトからダウンロードすることができます。


<運輸支局に提出する必要書類>



STEP3:軽自動車検査協会で黒ナンバーを取得する

書類を提出したら、黒ナンバーの取得です。黒ナンバーとは、営業用の軽貨物車に設定が義務づけられているナンバープレートで、黒地に黄色の文字のナンバーとなります。
黒ナンバーの取得には、必要書類の提出が必要です。運輸支局で登録印を押してもらった事業用自動車等連絡書と、車検証のコピーを軽自動車検査協会に提出すると、黒ナンバーを交付してくれます。また、自家用で使用していた車を事業で使用する場合は、これまでつけていた黄色地のナンバープレート(黄色ナンバー)も一緒に提出します。


STEP4:保険に加入する

軽貨物運送業を行うなら、保険の加入も検討しましょう。仕事で車両を使用するとなると、強制加入の自賠責保険だけでなく、任意保険への加入が強く推奨されています。万が一の損害賠償に備えるためです。
主な保険商品としては、対人賠償保険や対物賠償保険、車両保険などが挙げられます。また、貨物保険への加入も推奨されています。貨物保険とは、運送中の荷物を損傷した場合に所有者に対する損害賠償を補償できる保険です。


STEP5:開業届を提出する

最後に、開業届の提出です。開業日から1カ月以内に、管轄の税務署で「個人事業の開業届出」(国税庁ホームページで入手可能)を提出してください。このとき、同時に「所得税の青色申告承認申請書」(国税庁ホームページで入手可能)も提出しておくと、節税効果の高い青色申告での確定申告が可能になります。


軽貨物ドライバーになる際の注意点

軽貨物ドライバーとして独立した場合、先に挙げたメリットの他にいくつかの注意すべき点があります。開業する前に知っておくことで、適切に対処できるようにしましょう。


  • 自己負担となる費用がある

ガソリン代や高速道路代などの交通費はもちろん、車両のメンテナンス費、車両保険代など、自己負担となる費用がかかってきます。このような費用を想定に入れておかなければなりません。また、個人事業主となった場合、国民健康保険や国民年金の手続きも自ら行って、指定の額を支払う必要が出てきます。


  • 年度末に確定申告が必要

一般的に会社員の場合、個人で確定申告を行う義務はありませんが、個人事業主になると確定申告の手続きが必要になってきます。申告のためには、経費としてかかった料金の領収書をなくさずに保管しておかなければなりません。また、年度末に慌てないように、日頃から帳簿をつけ、確定申告に備えておくようにしましょう。


軽貨物ドライバーとして仕事を得る方法


運送会社を通して仕事を受ける

軽貨物ドライバーとして独立した後は、コンスタントに仕事を得られるようにしなければなりません。そのための方法の1つに、運送会社を通して仕事を受けるやり方があります。


まず運送会社に登録をして、会社に依頼が来る仕事を受けることになります。個人事業主のドライバーの場合、業務委託契約を結んだ上で受注するのが一般的です。


業務委託契約を結ぶためには、面接が必要になる場合が多いです。面接の場では、事前にどの費用がどのくらいかかるのかを確認しておくと良いでしょう。たとえば、登録料や手数料、業務委託会社に車両を借りる場合はリース料など、採用される前に確認できることは明確にしておくことが大切です。


配送プラットフォームで直接仕事を選ぶ


配送プラットフォームとは、荷主とドライバーをオンラインで直接結びつけるサービスのことです。このサービスによって、個人事業主のドライバーでも、新たな荷主から手軽に仕事を受注できるようになります。


配送プラットフォームは受発注がデジタル化されており、荷主は、緊急時にも対応可能なドライバーをリアルタイムで手配できます。


そのため、荷物配送後に空の状態で走っているドライバーが、仕事を得やすい仕組みとなっています。


配送プラットフォームでは、特に「ピックゴー」がおすすめです。ピックゴーは、ドライバーの登録台数が、軽貨物で軽貨物で100,000台以上(バイク・自転車含む)と日本最大クラス(2025年5月時点)。

報酬が即日入金されるので、高速代やガソリン代などの出費があっても安心して業務を行えます。また、時間や条件を確認した上で仕事を選べるので、自分のペースで働くことが可能です。評価制度が導入されているため、評価が上がればお仕事も獲れやすくなります。


また、車両を持っていない人には、お得なリース制度「ピックゴー カーリース」というサービスも用意されています。開業に必要な黒ナンバーも代理で取得してくれるので、わずらわしい作業からも解放されます。もちろん、リース車を使用してピックゴー以外の他社のサービスで受けた配送作業を行っても問題ありません。効率良く、効果的に仕事を獲得していくには、ピックゴーの利用がおすすめです。


軽貨物ドライバーとして成功するために



軽貨物ドライバーとして独立する場合、比較的開業しやすいということは、解説した通りです。とはいえ、独立開業するために、提出資料を作成したり、黒ナンバーを取得したりなど、それなりに必要な作業を行わなければなりません。そして、晴れて開業した後には、事業主として適正な経営を行っていくこととなります。


開業はあくまでもスタート。その後は、安定した事業を展開していくために、積極的に行動に移していくことが大切です。たとえば、運送会社と業務委託契約を結んで、宅配やルート配送を中心に稼働していくのも良いでしょう。

また、ピックゴーをはじめとする配送マッチングサービスを利用して、効率良くスポット配送の仕事を獲得することも有効です。新たなスタートを切ったなら、ぜひ自分の理想に向けて走り続けてくださいね。


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