
家具配送サービスはどれが安い?配送の流れ・料金・日数を解説!
こんにちは。
物流に関する知識をまとめたメディア「ピックゴー物流コラム」編集部です。
近年はフリマアプリなどで家具を売買するケースが増えてきています。また、引っ越しの際や不要になった家具を1点だけ送りたいという場合もありますよね。
そんなとき、どの配送業者に依頼すべきか悩まれる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ソファ・ベッド・ダイニングテーブルなどの大型家具配送を依頼する際に役立つ知識、おすすめサービスや費用の比較を行っていきます
目次[非表示]
- 1.家具配送の流れ
- 2.大型家具の配送方法の種類
- 2.1.宅配・運送業者
- 2.2.地域の運送業者
- 2.3.引越し業者
- 2.4.配送プラットフォーム「ピックゴー」
- 3.実際にピックゴーを使って運んでみた
- 3.1.運びたいアイテム
- 3.2.ピックゴーを実際に利用する流れ(※ピックゴーエクスプレス アプリ版)
- 3.3.かかった費用と時間
- 4.利用してみてわかったピックゴーのメリット【家電量販店や家具屋などからの購入品の配送編】
- 4.1.即日配送が可能
- 4.2.自分で運転して運ぶよりも安心
- 5.【目的別】サービスの選び方
- 6.まとめ
家具配送の流れ
大型家具の配送を依頼する場合、基本的に以下のような流れになります。
- 業者を選ぶ
- 必要があれば梱包作業を行う
- 依頼をする
- 集荷・配送してもらう
- 部屋の中に設置する
フリマアプリの中には大型家具の配送サービスを提供しているケースがあるので、出品する際に確認しておきましょう。
アプリ内に大型家具の配送サービスがあれば、多くの場合、運送業者はすでに指定されているため、自分で選択する必要がないので安心です。
しかし、大型家具の配送サービスがない場合や、サービス内容に該当しない大きさなどの家具を配送する場合は、自分自身で業者を選定しなければなりません。代表的なところで以下の3種類の中からご都合にあう業者を選びましょう。
配送業者の種類 |
選定のポイント |
全国規模の宅配業者・運送業者 |
送る荷物の量が少ない。日付指定や時間指定に対応してほしい |
地元の運送業者 |
配送先が近い。配送料を抑えたい |
引越業者 |
送る荷物の量が多い。梱包・設置まで任せたい |
自分で運送業者を選択する場合は、事前に料金やサービス内容に関する情報を収集し、比較検討したうえで依頼することがポイントです。
大型家具の配送方法の種類
大型家具の配送には3つの依頼先があることをご紹介しました。それぞれの特徴やメリットなどを理解し、自分の状況にあった業者を選ぶことがポイントになります。
ここでは依頼先の3種類に加えて、配送プラットフォームという新しい方法についてご紹介いたします。
宅配・運送業者
全国規模の宅配業者や運送業者は、ネームバリューがあることから非常に依頼しやすいというメリットがあります。自宅の近隣に営業所があるという方も少なくないでしょう。
全国規模で支店や営業所があれば遠距離の配送にも対応できるため、配送先がどこかを気にせずに依頼することが可能です。
全国規模の宅配業者や運送業者の料金は、荷物単位で配送料が加算される仕組みになっています。そのため、荷物の個数が少ない場合や分解してダンボールに梱包できる場合などにおすすめです。
注意したいのは、業者によってサービス内容が異なること。大型家具の場合は営業所への持ち込みは難しいため、自宅への集荷サービスを行っている業者かどうかを確認しましょう。
ヤマト運輸では、ベッドや冷蔵庫など家具や家電を運びたい方が1点からお申し込みできるサービス「ヤマトホームコンビニエンス」を展開しています。他商品との混載輸送で、ご自宅まで2名スタッフが引取に向かい、梱包して配送するサービスです。お届け先で開梱・設置・梱包材回収まで行ってもらえるのは嬉しいポイントですね。
参考:ヤマトホームコンビニエンス|家具家電配送・らくらく家財宅急便
佐川急便では、「飛脚大型家具・家電設置便」という名前で3辺合計が160cmを超える大きな家具や家電をドライバーと専用スタッフの2名でお届けするサービスを行っています。法人企業専用のサービスとなっている点には注意しましょう。
参考:【佐川急便】飛脚大型家具・家電設置便(大きな家具・家電の配送・取付サービス)
地域の運送業者
配送料を抑えたく、配送先が集荷先からも近いという場合は、地域の運送業者がおすすめです。同じ荷物を送る場合、大手の運送会社よりも料金を抑えられる傾向があります。
また、大手の運送会社にはないメリットとして挙げられるのは、サービス内容が柔軟であることです。
1つ注意したいのは、遠距離の配送に対応ができないケースがあること。依頼できたとしても全国規模の運送業者の方が安価になることも考えられるので、事前の見積りは必須と覚えておきましょう。
また、地域の運送業者は、サービスや業務内容がそれぞれ異なります。
保有しているトラックの種類によっては、大型家具の配送は厳しいという場合も考えられるので、料金だけで選ぶのではなく、対応できるサービス内容についてもしっかり理解したうえで依頼するようにしてください。
引越し業者
大型家具の中には、一般の宅配業者や運送業者が扱えない大きさのものがあります。
そんな場合は、引越し業者を利用するのがおすすめです。引越し業者の最大のメリットは、荷物の梱包や自宅からの運び出しもサービス内容に含まれていること。
実際の引越しではなくても、引越し業者のパック料金などを利用すれば、費用を抑えることも可能です。引越し業者を利用する際の注意点は、依頼する時期です。
引越し業者には繁忙期があります。
- 5月~8月
- 週末・祝日
- 大型連休
- 3月(新入学・就職など)
繁忙期は料金も高くなりやすく、予定通りの配送が難しくなることも考えられるため、引越し業者へ依頼をする場合は、余裕を持ったスケジュールを組むことがポイントです。
参考:荷造り自分でエコノミープラン|サカイ引越センター
参考:大物限定プラン|アーク引越センター
配送プラットフォーム「ピックゴー」
既存の配送方法だけではなく、近年利用者が増えているのが配送プラットフォームの「ピックゴー」です。「ピックゴー」とは、荷物を届けてほしい人と配送パートナー(ドライバー・運送会社)をつなぐ日本最大級の配送プラットフォームです。
「ピックゴー」の配送サービスは、ネットで集荷先・配送先・時間を指定し、見積りを確認して依頼をするだけ!カスタマーサポートも24時間365日稼働しているため、大型家具や家電などの配送も安心して依頼することができます。
『レンタカーで運びたいけれど運転や荷物の破損が心配』『急ぎで大型の荷物を配送してほしい』『使わなくなった家具を知人に譲りたい』など、さまざまなシチュエーションでの利用が可能です。
大型家具の配送における「ピックゴー」のメリットは次の3つ。
- 都合のよい日時に引き渡しできる
- 相手に負担をかけずに済む
- 自分で運ばずに済む
「ピックゴー」は急ぎの配送だけではなく日時指定も可能で、全国への配送を承っております。サイズの目安は奥行き180cm×幅130cm×高さ120cm、最大積載量は350kgまで対応でき、重量によって料金が変わることはありません。
車両に載せられる分はどれだけ載せても同一料金なので、大きな荷物でも安心して依頼できます。個人と法人でサービス内容が異なるため、詳細は以下のボタンからご確認ください。
実際にピックゴーを使って運んでみた
ここでは個人向けのピックゴーで配送を依頼した際の実際の流れをご紹介します。
運びたいアイテム
今回、運んでみるアイテムの内訳は以下の通りです。
- 本棚 1台
家具店で購入した本棚を配送します。組み立てる本棚の場合はコンパクトに運搬できる場合もありますが、解体できない棚を運ぶ際はまずサイズを確認し、荷室に入る大きさかどうかを確認するようにしてください。また、水濡れや衝撃から守るため、ビニールで包んだ後、梱包材を巻き付けると良いでしょう。
ピックゴーを実際に利用する流れ(※ピックゴーエクスプレス アプリ版)
STEP1:ピックゴーエクスプレスの利用
まずはスマホで「ピックゴーエクスプレス」のアプリをダウンロードします。
ダウンロードしたアプリを起動したら、今回の集荷先、配送先、高速使用の有無などの条件を入力します。入力すると配送可能時間や金額が表示されます。事前にかかる費用を確認し、問題がなければ依頼をかけます。
STEP2:配送パートナーの確定
依頼をかけると、ピックゴーに登録している全国の配送パートナー(ドライバー)に情報が共有され、依頼内容を受けられる配送パートナーが見つかります。登録している配送パートナー数は軽貨物5万台以上、二輪車1万5000台以上と業界トップクラスの規模を誇ります。
今回のアプリ版の場合は、依頼をかけてから自動的にマッチングしますが、ウェブ版(法人向け)の場合は条件に合う配送パートナーを選択することもできます。
今回は配送パートナーが決まるまでの時間が、約2分半でした。マッチングに関する時間は最短56秒と1分を切っているため、より速く配送パートナーが決定することもあります。
STEP3:集荷
配送パートナーが決定すると、集荷に来るまでの時間の目安も表示されます。今回はマッチングから集荷にかかった時間は約25分で、目安通りの時刻で安心できました。
なお、梱包無しの状態でも配送してもらうことは可能ですが、安全に運ぶためには梱包しておくことが望ましいので、到着までの間に梱包作業を進めておくと効率的です。
STEP4:配送
配送パートナーに荷物を渡した後、気になるのが荷物の現在位置。ピックゴーはGPSで配送パートナーの現在位置をリアルタイムで表示できるため、荷物が想定時刻までに届くか確認しないと不安な人にも便利。
また、画面では配達予想時刻も確認できるため、届け先に伝えておくことができます。なお、ウェブ版の場合はGPSの確認画面のURLを届け先など関係者で共有することもできるので、電話確認の余計なやり取りも減らせます。
STEP5:お届け
配達予想時刻とほぼ変わらず、届け先に荷物が無事届きました(約54分)。ちなみに、ウェブ版の場合は作業が完了するとメールで連絡が来るため、届くまで別の作業に集中できるのもメリットです。
なお、荷物は基本的に「軒下渡し」となるため、配達予想時刻になったら、荷物を受け取れる場所まで来てもらうよう届け先の人に伝えておくようにしましょう。
※軒下渡し:届け先となる施設の入口や搬入口で荷物を引き渡す納品方法のこと。ご自宅であれば玄関先での受け渡しとなります。
STEP6:領収書・請求書の発行
ピックゴーは荷物を届けた後の事務処理手続きも簡単。領収書の発行はアプリ上で簡単に行えます。また、過去の注文履歴もアプリ上でペーパーレスに確認できるので経費精算時などに便利です。
かかった費用と時間
- 額:5500円(総移動距離:14km・高速道路利用せず)
- 総時間:1時間20分半(アプリ利用開始から荷物が届くまで)
今回のピックゴー利用の結果は上記の通りです。同じ内容でレンタカーを借りて運搬しようとすると、費用はおよそ5000円程度(6時間レンタル+ガソリン代)で済みますが、レンタカーを借りる時間や返却する時間、ガソリンスタンドに寄る時間などを考えると、合計2時間~2時間半ほどかかる場合も想定されます。
しかも自ら運転しなければならずプレッシャーもかかります。その手間を考えたら、さほど変わらない金額で、プロの運転で迅速に荷物を配送でき、その間は別の作業に取り組めるところも便利です。
利用してみてわかったピックゴーのメリット【家電量販店や家具屋などからの購入品の配送編】
今回、依頼してみて分かったメリットは大きく2つ挙げられます。
即日配送が可能
お店の配送サービスを利用した場合、ほぼ後日の発送となるため、実際に購入した家電や家具を利用するまでには日にちがかかります。荷物の配送を自らピックゴーで依頼すれば、購入したその日に持ち帰ることが可能。ピックゴーは夜間でも休日でも配送を依頼できるため、どんなタイミングでも即日に持ち帰れます。
自分で運転して運ぶよりも安心
ピックゴーでマッチングする配送パートナーは、いずれもプロのドライバーのため、配送品質が高いのもポイント。自分で運転するとなると、配送途中で荷物を破損させてしまうおそれもあります。さらに、ピックゴーは運営会社が包括して貨物保険に加入しているため万が一のことがあっても安心です。
なお、今回はアプリ版サービス「ピックゴーエクスプレス」を使用しましたが、法人向けウェブサービス「ピックゴー」であれば、複数の場所に配送できます。通常、購入店での配送サービスは現住所など1カ所に送ることになるため、法人企業において購入した家電や家具を複数の場所に送る際は「ピックゴー」の利用が便利です。
【目的別】サービスの選び方
ピックゴー「アプリ版」「ウェブ版」どちらを選べば良い?
ピックゴーで緊急配送を依頼する際のサービス「ピックゴー」は、スマホで依頼する「アプリ版:エクスプレス」とPCを利用する「ウェブ版」との2種類に分かれています。
それぞれ特徴が異なるので、依頼内容や利用目的に応じてふさわしいサービスを選ぶようにしてください。大まかな違いは下表の通りです。次の見出しからシチュエーションごとに「アプリ版」「ウェブ版」どちらにすべきかを解説していきます。
【目的別】向いているサービス
ピックゴーエクスプレス アプリ版
- 今すぐ利用したい
とにかく今すぐ利用したい、すぐに荷物を運びたい人にとってはアプリ版のほうが便利。アプリ版はウェブ版よりも手軽に登録でき、目的地などを入力するだけで発注まで行えます。発注時には金額と時間の目安が表示されるのも便利です。なお、ウェブ版は法人登録が必要で登録までに10~15分ほどかかります。
- スマホだけで作業を完結させたい
出先でスマホしか持っておらずPCを持ち合わせていない。そんな場合はアプリ版がおすすめです。配送パートナーの手配・発注から決済処理まですべてスマホ1台で完結できます。
ピックゴーエクスプレス ウェブ版
- 荷物を大量に運びたい
ウェブ版はアプリ版と異なり、軽貨物だけでなく、2t ~10t トラックを手配することができるのがポイント。軽貨物に収まりきらない量の荷物がある場合はウェブ版のほうが便利です。また、ウェブ版では車両を複数台呼ぶことができます(アプリ版は1台まで)。
なお、軽貨物1台で運べる荷物の量は以下の通りですので、手配時の参考にしてください。ピックゴーで手配する軽貨物に詰め込める荷物の量は、縦180cm×横130㎝×高さ120mの荷室に入る量です。ダンボール(小)で換算すると約46個、トランクケースでは約35個、自転車で約3台の計算になります。
- 請求書払いで決済したい
経費の立て替えではなく、請求書払いで利用したい人にとってはウェブ版がおすすめ。ウェブ版は法人向けのサービスのため、請求書払いに対応しています。なお、アプリ版でも経費精算用に領収書を発行することは可能です。
- 社内で複数ユーザーでも利用したい
社内でピックゴーのサービスアカウントを共有したい場合はウェブ版のほうが便利です。部署内で共有するアカウントを作成して複数人で利用することができます。一方、アプリ版はスマホで利用するため、1人・1アカウントでの使用が想定されたシステムとなっています。
- 継続的に利用したい
ピックゴーのサービスを利用して、今後も継続的に利用したい場合はウェブ版のほうが使いやすいと言えます。過去の発注履歴を参照できるため、似たような発注を依頼することが多い場合は、履歴のコピペを利用できるので発注時の手間が省けます。また、依頼に応募してきた配送パートナーを選択できるため、以前仕事を頼んで印象の良かった人、自社の作業に慣れた人などを再び指名して依頼することも可能。
アプリ版で緊急配送を単発で利用した際、サービスのメリットや使いやすさを少しでも感じたら、後日ウェブ版の登録を行うことをおすすめします。ウェブ版の登録作業を済ませておけば、利用目的に合わせて使い分けできるためとても便利です。
まとめ
家具のような大型商品の配送には、一般の配送とは違った特徴があります。配送エリア、最短納期などを確認し、料金を比較したうえで自分に合った配送サービスを選ぶようにしましょう。
配送プラットフォーム「ピックゴー」では、大型家具の配送も承っております。配送可能エリアはもちろん全国、配送パートナーの手配から決済処理まで、ネットだけで完結することが可能です。
あまり経験のない大型家具の配送でお困りの方は、ぜひ「ピックゴー」の利用をご検討ください。