catch-img

プロフィットセンターとは?物流部門が利益貢献するためのポイント

 

こんにちは。物流に関する知識をまとめたメディア「ピックゴー物流コラム」編集部です。


ビジネスシーンでは、会社の各部門をプロフィットセンターとコストセンターに分類することがあります。どちらも会社経営には欠かせない存在ですが、物流など競争が激化する部門ではコストセンターからプロフィットセンターへの転換が求められることも少なくありません。

 

今回は、プロフィットセンターに関する基本的な知識やコストセンターとの違い、物流部門を直接利益貢献できる組織に転換するためのポイントなどを解説します。物流部門をプロフィットセンター化する場合に役立つアウトソーシングサービスも紹介しますので、配送品質の向上などにお悩みの場合は、ぜひご確認ください。

 

プロフィットセンターの基礎知識

 
プロフィットセンターやコストセンターに関する考え方は、会社によって異なりますが、利益の最大化や事業の拡大には両者の違いを理解しておくことが大切です。こちらでは、プロフィットセンターに関する基礎知識をご紹介します。

 

プロフィットセンターとは?

プロフィットセンターとは、利益を生み出し、利益に対して責任を持つ部門や組織を指します。プロフィットは「利益」や「収益」という意味です。プロフィットセンターには、営業部門だけでなく経営企画や営業企画、経営戦略部門、マーケティング部門、メーカーの製造部門などが含まれる場合もあります。プロフィットセンターの役割は利益を最大化することにあり、そのために発生する費用は、精査した上でかけることが可能です。

 

コストセンターとの違い

コストセンターは、直接利益を生みだしにくい部門や事業部のことです。詳細な振り分けは会社によって異なりますが、総務部、人事部、経理部、研究施設、コールセンター、カスタマーサービスなどを指すことが多い傾向にあります。企業の業績や売上に対する直接的な貢献度は薄いものの、コストセンターの顧客対応や研究の成果によって会社に利益が生まれるシーンも多いため、組織には不可欠な部門です。コストセンターでは業務を効率化し、できる限りコストを圧縮することが求められています。

 

物流部門の位置づけ

従来、物流部門はコストセンターと捉えられる傾向にありましたが、近年ではプロフィットセンターと位置づけている会社も少なくありません。物流部門のプロフィットセンター化を進めることで、利益の最大化や新たな価値提供が可能になる点が理由です。物流部門をコストセンターと位置付けている場合、コスト削減だけが目標になりやすく、品質や顧客満足度の向上にはつながりにくくなります。

 

物流は消費者に商品やサービスを届けるためのすべての工程に関わっているため、プロフィットセンターとして競争力を付けることができれば、他社と差別化しやすいのが特徴です。具体的には調達物流や社内物流、販売物流、消費者物流などがあります。

 

物流部門をプロフィットセンターへ転換するためのポイント

 
物流部門をコストセンターと理解したままでは、業務改革を行う際もコスト削減にばかり焦点が向けられ、生産性の改善や利益率の向上につながりません。こちらでは、物流部門をLTVの向上など利益に直接結び付けるプロフィットセンターへと転換するためのポイントを紹介します。

 

ITツールやシステムを導入する

コストセンターからプロフィットセンターへの転換には、情報へのスピーディーなアクセスや共有が重要です。例えば、コールセンターで顧客情報などに素早くアクセスできないと、対応に時間がかかりコストがかさんでしまいます。

 

物流部門に倉庫管理システムなどのITツールを導入することで、情報共有に必要なプラットフォームの作成が容易になります。営業部門などのプロフィットセンターでは、ITツールを用いて情報の連携強化に取り組むのが一般的です。具体的には、顧客関係管理ツールであるCRM(Customer Relationship Management)、営業支援システムのSFA(Sales Force Automation)などがよく活用されています。

 

アウトソーシングを検討する

物流部門の利益を最大化するには、在庫管理や配送などの仕事を外部に委託するほうがコストを削減できる場合があります。現在必要となっている費用と、アウトソーシングによって節約できるコストを集計し、分析した上でメリットがある場合はアウトソーシングを検討しましょう。

 

また、物流部門のアウトソーシングは、大型倉庫の保有や新たなドライバーの雇用などを自社で行うことが現実的に難しい場合にもおすすめです。物流部門へのリソースを考慮する必要がなくなるため、製品の製造や販促活動などの業務に注力できます。

 

他部門とスムーズな連携を図る

物流部門のプロフィットセンター化には、他部門とのスムーズな連携を意識することが大切です。物流部門は、商品を製造している工場やユーザーとつながっている営業部門など、他部門と連動して仕事をしています。そのため、各部門との情報共有をスムーズにし、需要を供給につなげる視点をもつことで、物流部門のプロフィットセンターへの変革が可能になります。

 

部門内に事業戦略を浸透させる

物流部門のプロフィットセンター化を図るには、目の前の仕事に取り組むだけでなく、会社の事業戦略や活動方針などを浸透させることも大切です。事業戦略を通して経営者や会社の考え方を理解し、自身の仕事が会社に与える影響、付加価値をもたらす方法、事業の方向性に対する業務の効率化などの視点をもつことで、利益の最大化につなげることができます。また、経営方針を踏まえて他部門と連携し合えば、よりスムーズなサポートが行えます。

 

エンドユーザーのリピート率を上げLTVを向上させる

物流部門のプロフィットセンター化を考える場合、エンドユーザーのリピート率向上や、それにともなうLTV の改善も必要です。LTVとは「Life Time Value」の略語で、日本語では「顧客生涯価値」と表現されます。ユーザーが継続的に企業の製品やサービスを利用することで、生涯にわたって得られる利益のことで、特にマーケティング部門で重要視される指標です。配送品質の向上などにより、エンドユーザーのリピート率が上がりLTV が改善すれば、会社に長期にわたって利益をもたらすことができプロフィットセンターへの転換が図れます。

 

物流部門のプロフィットセンター化に役立つ「ピックゴー」

 
できるだけ早く物流部門のプロフィットセンター化を進めたい場合は、アウトソーシングを活用するのがおすすめです。こちらでは、多くのビジネスと相性の良い配送プラットフォーム「ピックゴー」をご紹介します。

 

ピックゴーとは?

ピックゴーとは、荷物を送りたい荷主と、荷物を届けたいドライバーや運送会社を直接結びつける配送マッチングサービスです。受注・発注をデジタル化することで、緊急の依頼でも配送可能な車両をすぐ手配できるのが特徴です。

 

ピックゴーは、全国の配送パートナーの登録台数が、軽貨物で100,000台以上(バイク・自転車含む)、一般貨物(2トン~10トン車)で3,000社以上と、日本最大級の規模を誇ります。最小限の待ち時間で車両の手配が完了するため、配送の売上損失や売り逃しを防止できます。

 

また、ピックゴーは荷主の要望に応じて、大型荷物や特殊な荷物も配送できるのも特徴です。精密機器など取り扱いが難しい荷物の配送、冷蔵車・冷凍車での配送、定期便など、あらゆる用途で利用可能です。ピックゴーは、これらの特徴を活かし、企業の物流部門のアウトソース先としても利用されています。
※掲載している数値は2025年10月時点のものです。

 

ピックゴーが物流部門のプロフィットセンター化に役立つ理由

ピックゴーは配車にかかる時間を短縮でき、コスト削減につながりやすいのが魅力です。配送パートナーの登録台数が日本最大級のため、車両のマッチングにかかる時間が最短56秒で業界最速クラスを誇ります。緊急時の依頼にも迅速に対応できるため、ビジネスチャンスを逃す心配がなくなります。

 

また、ピックゴーは24時間365日依頼可能で、繁忙期や年末でも安定して車両を確保し商品を供給可能です。専用のカスタマーサービスも24時間365日稼働しており、万が一のトラブル時も安心です。

 

さらに、ピックゴーでは独自の評価システムを導入しており、依頼の段階で評価の高い配送パートナーを選ぶことができます。これにより顧客満足度のアップにつながり、LTV の向上が期待できます。配送中は、GPSを活用して車両を動態管理できるため、荷受け先からの問い合わせにも対応しやすいのが特徴です。

 

そのほかには、一度入力した案件データが、請求書などの書類作成時に自動入力されるため、請求管理など直接利益を生み出さない業務の時間を削減しやすい仕組みとなっています。

 

プロフィットセンター化によって他社との差別化を図ろう

 
今回は、プロフィットセンターの基礎知識や、コストセンターと位置付けられることのある物流部門のプロフィットセンター化のコツについてお伝えしました。EC市場の拡大や多頻度小口配送の増加などの影響により、近年では物流部門の競争が激化しています。そのため、他社と差別化を図り会社の利益を最大化するには、コスト削減だけに焦点を当てるのではなく、プロフィットセンターへの転換が重要です。他部門との連携を積極的に行い、ITツールを活用することでプロフィットセンター化に取り組みましょう。

 

また、物流部門のプロフィットセンター化の方法としてアウトソーシングをご検討の際は、ピックゴーをご利用ください。評価の高いピックゴーの配送パートナーに依頼することで、顧客満足度やLTV の向上が期待できます。

キーワード検索

人気記事ランキング

タグ一覧