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特積みとは?配送方法の特徴と、荷主にとってのメリット・デメリット

こんにちは。物流に関する知識をまとめたメディア「ピックゴー物流コラム」編集部です。


配送業者が行っている「特積み」という名称の事業があります。効率が良く、料金が安い、小口配送を依頼しやすいといったメリットがあるサービスですが、一方でデメリットもあります。配送サービスを利用する上では、特積みについて知っておくことをおすすめします。

こちらでは、特積みの事業内容や荷主側にとってのメリット・デメリット、特積みで対応できない場合に利用していただきたい配送マッチングサービスについてお伝えします。


目次[非表示]

  1. 1.特積みの基礎知識
    1. 1.1.特積みとは?
    2. 1.2.運送会社にとっての特積みのメリット・デメリット
  2. 2.特積みで配送してもらう荷主のメリット・デメリット
    1. 2.1.メリット
    2. 2.2.デメリット
  3. 3.特積みを断られた?それなら配送プラットフォーム「ピックゴー」
    1. 3.1.配送プラットフォームとは?
    2. 3.2.ピックゴーの特徴
  4. 4.特積みで対応できない場合は配送プラットフォームを利用


特積みの基礎知識

特積みとは?

特積みとは、「特別積合せ貨物運送」の略称です。貨物自動車運送事業法に規定されている、不特定多数の顧客の貨物を1台の車両でまとめて運ぶ「積合せ運送」の一形態です。


物流拠点を持つ一般貨物自動車運送事業者・企業がトラック運送事業として行います。営業所・物流拠点では貨物の仕分けなどが行われます。集配は特定のエリア内で行い、別の区域にある拠点にて、発地と着地の際に積み下ろしを行い、その地点から幹線輸送を行います。


特積みは定時・定路便です。そのため、荷物がなくても、集荷・配達のために定期的に車を走らせなければなりません。以前は免許制でしたが、1990年の物流二法の施行以降は許可制となりました。事業を行うためには、国土交通省に事業計画を申請し、許可をもらう必要があります。身近なところでは、宅配便も特積みに該当する事業のひとつです。


運送会社にとっての特積みのメリット・デメリット

特積みの代表的なメリットが、効率よく貨物を配送できる点です。複数荷主の荷物をまとめて積載するため、配送の効率が向上します。1台のトラックにまとめられれば、運行回数・走行台数を減らすことも可能です。
一方で、上述したとおり定期運行となり、毎回の運行で十分な貨物を見込めるとは限りません。貨物量が少ない場合は積載量が低くなって効率が落ちます。そのため、貨物の有無や数量によっては赤字運送につながるケースがあります。


特積みで配送してもらう荷主のメリット・デメリット



メリット

  • 料金が安い

荷主としてのメリットとして、料金が安い点が挙げられます。これは、他の荷主の貨物も一緒に輸配送することで効率を上げているためです。この配送方式は「混載便」と呼ばれます。燃料費と人件費を抑えられる点が運賃に反映されています。


  • 小口の配送に利用しやすい

特積み事業を行う配送業者は、トラック荷台の空きスペースを可能な限り排除したいと考えています。そのため、小口の配送に利用しやすい点が特徴です。空きスペースをなくすため、小口の配送が歓迎されています。
また、特積みの配送業者は定期的に運行しているため、多頻度小口配送に向いています。多頻度小口配送とは、少量の貨物を頻繁に配送することです。


デメリット

  • 貨物破損や汚損のリスクがある

特積みでは、貨物に破損や汚損が起こるリスクがあります。これは、配送業者による貨物の積み下ろしや積み替え作業が増えるためです。作業頻度の高さから、依頼した荷物の積み下ろし場所以外でも、破損・汚損が起こる可能性があります。物流拠点や、各荷主の届け先などで毎回作業が行われるため、荷扱いが雑になるリスクは避けられません。


  • チャーター便に比べて、配送に時間がかかる

荷主に応じて専用の車両を用意するチャーター便と比較すると、配送に時間がかかる点もデメリットです。配送先の施設が複数になるため、路線が複雑になります。また、複数の荷主の貨物を運び、複数箇所に届けるため、その度に時間のロスが生じます。


繁忙期の場合、延着のリスクがあるため注意が必要です。これは、貨物の配送料が増えて混みあうためです。特積みの配送スピードは、依頼の密度によって変化するため、繁忙期は通常よりも配送が遅くなる点を考慮する必要があります。


また、特積みでは一般的に配送時間が限られています。夜間配送に対応していない配送業者は少なくありません。そのため、急な発送依頼は難しいでしょう。


  • 一度に大量の貨物は運べない

特積みは複数の荷主の荷物を同時に運ぶ発送方式です。そのため、大量の貨物・大型の貨物はトラックに入りきらない場合があります。特積みで運搬するためには、ロットを分割して小口化しなければなりません。そのまま配送したければ、チャーター便を利用する必要があります。


特積みを断られた?それなら配送プラットフォーム「ピックゴー」



配送プラットフォームとは?

荷主の方に知っておいていただきたいのが、配送プラットフォームです。配送プラットフォームとは、インターネットを介して、荷主とドライバーを直接結び付けるサービスのこと。

配送を依頼すると、車両が空いているドライバーからの応募がリアルタイムで寄せられます。

依頼に応じてチャーター便が手配され、直送となるため、貨物の破損リスクが低く、発送時間もかかりにくい点が特徴です。ドライバーが稼働できれば時間の制限もなく利用できるため、夜間に急な配送依頼をしたいときや、即日の配送を依頼したいときにも活用できます。


特積みは低コストのサービスですが、荷主側の視点では、破損・汚損リスク、配送スピードの遅さ、荷物量の制限などデメリットも少なくありません。普段は特積みを利用し、特積みで要求を実現できない場合は適宜配送マッチングサービスを利用してはいかがでしょうか。


現在は、多くの事業者が配送プラットフォームを提供しています。

そのなかでも、特に「ピックゴー」というサービスがおすすめです。配送プラットフォームを評価する代表的な基準として、ドライバーの登録台数が挙げられます。ピックゴーのドライバー(配送パートナー)の登録台数は、日本最大のため、マッチングしやすい点が大きな魅力です。


軽貨物で100,000台以上(バイク・自転車含む)、一般貨物(2トン~10トン車)で7,000台以上が登録されています。対応できる車両・ドライバーが見つかれば、大型貨物や精密機器など取り扱いが難しい貨物も配送できます。温度管理が必要な貨物などにも対応可能です。

※掲載している数値は2025年5月時点のものです。


ピックゴーの特徴

ピックゴーは、車両手配までのスピードが非常に速いサービスです。

手配にかかる時間は最短56秒と業界最速クラスを誇ります。

対応エリアや時間の制限もありません。日本全国24時間365日いつでも即日配送の依頼が可能です。車両の種類も豊富であり、軽貨物車両だけでなく、大型トラックや冷凍車なども当日手配できます。
依頼から配送までの時間もスピーディーです。Webから情報を入力するだけで完結するシンプルな申し込みのため、手間がかかりません。

パソコン、スマホなどネットワークに接続できる端末があればどこでも申し込みができます。

面倒な電話やFAXでの連絡を減らし、待ち時間を削減している点が強みです。

料金は入力情報をもとに算出されるため、申し込み前に確認できます。

配送状況をGPSでリアルタイムにて常に確認できるため、貨物追跡が可能です。荷物の場所を常に知っておきたい場合にもおすすめです。

※掲載している数値は2021年8月時点のものです。


特積みで対応できない場合は配送プラットフォームを利用

特積みには、料金が安い、小口配送を依頼しやすいといったメリットがありますが、万能な配送方式ではありません。大量・大型・高重量の荷物、急ぎの配送には対応できないため、注意が必要です。配送マッチングサービスであれば、こうした特積みの問題を解消できます。普段特積みを利用している場合も、必要に応じて配送マッチングサービスの利用を検討してみましょう。

⇒ピックゴー(法人のお客様向け緊急配送・即日配送)

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