
「ピックゴー」実際に使ってみた!「大型荷物の引き渡し」編
こんにちは。物流に関する知識をまとめたメディア「ピックゴー物流コラム」編集部です。
不要になった家具や家電、自転車などの大型荷物。要らなくなったからといって気軽に捨てようと思っても廃棄に費用がかかることがしばしば。そこで、人に譲ったり引き渡したりすることを検討している人もいるのでは?
その際にピックゴーを利用すると、どれくらいの費用や時間で配送できるのでしょうか。配送を依頼するまでの流れも含めご紹介します。
目次[非表示]
- 1.大型荷物の引き渡しを行う主なシチュエーション
- 1.1.家族・友人などに譲る
- 1.2.ネットを利用して譲る・売る
- 1.3.リサイクルショップなどに売る
- 2.実際にピックゴーを使って運んでみた
- 2.1.運びたいアイテム
- 2.2.ピックゴー を実際に利用する流れ(※ピックゴーエクスプレス アプリ版)
- 2.3.かかった費用と時間
- 3.利用してみてわかったピックゴーのメリット【大型荷物の引き渡し編】
- 3.1.1.都合の良い日時に引き渡しできる
- 3.2.2.相手に負担をかけずに済む
- 3.3.3.自分で運ばずに済む
- 4.【目的別】サービスの選び方
- 4.1.ピックゴー「アプリ版」「ウェブ版」どちらを選べば良い?
- 4.2.【目的別】向いているサービス
- 4.3.よくある質問
大型荷物の引き渡しを行う主なシチュエーション
家族・友人などに譲る
不要になった家具や家電、自転車などの大型荷物は廃棄しようとしても、粗大ごみ処理券の購入や不用品回収業者への依頼など、意外と費用がかかってしまうものです。特に家電は、家電リサイクル法により品目ごとにリサイクル料金が必要で、かつ、運搬料も負担しなければなりません。
そのため、最近一人暮らしを始めたなどの理由で、これらの家具・家電を必要としている家族や友人・知人に譲ることも広く行われています。もちろん人に譲る際には、処分費用はかかりません。物を長く使い続けてもらうことは、環境にとっても良い選択と言えるでしょう。
ネットを利用して譲る・売る
もし、家族や友人など身近な知り合いの中に引き取り手が表れない場合は、ネットを使って募集することもできます。地域密着型の掲示板などでは「あげます」「譲ります」などの書き込みも多く見られます。
また、荷物の状態によっては売ることも可能です。フリマアプリやネットオークションを利用して、買い手が見つかれば利益を得られます。
リサイクルショップなどに売る
処分したい大型の家具や家電がいくつもある場合、一つずつ人に譲るのではなく、まとめてリサイクルショップに持ち込むという手もあります。持ち込まなくても出張買取サービスを行っている店も多くありますが、別途出張費用がかかることもあるため事前に確認しておきましょう。
実際にピックゴーを使って運んでみた
運びたいアイテム
今回、運んでみるアイテムの内訳は以下の通りです。
- 液晶テレビ(32インチ)1台
テレビの梱包にはいくつか注意点があります。まず水で濡れて故障しないよう全体をビニールで包んだ上で液晶画面が破損しないよう緩衝材でくるんでください。梱包するダンボールは購入時のものがあればそれを利用するのが良いですが、ない場合はサイズの合うダンボールを利用し、内部でテレビが動かないようすき間を緩衝材などで埋めるようにしてください。また、付属品は本体から外して梱包してください。
ピックゴー を実際に利用する流れ(※ピックゴーエクスプレス アプリ版)
STEP1:ピックゴーエクスプレスの利用
まずはスマホで「ピックゴーエクスプレス」のアプリをダウンロードします。
ダウンロードしたアプリを起動したら、今回の集荷先、配送先、高速使用の有無などの条件を入力します。入力すると配送可能時間や金額が表示されます。事前にかかる費用を確認し、問題がなければ依頼をかけます。
STEP2:配送パートナーの確定
依頼をかけると、ピックゴーに登録している全国の配送パートナーに情報が共有され、依頼内容を受けられる配送パートナーが見つかります。登録している配送パートナー数は100,000(4輪・2輪)一般貨物7000台以上と業界トップクラスの規模を誇ります。
今回のアプリ版の場合は、依頼をかけてから自動的にマッチングしますが、ウェブ版の場合は条件に合う配送パートナーを選択することもできます。
今回は配送パートナーが決まるまでの時間が、約2分でした。マッチングに関する時間は最短56秒と1分を切っているため、より速く配送パートナーが決定することもあります。
STEP3:集荷
配送パートナーが決定すると、集荷に来るまでの時間の目安も表示されます。今回はマッチングから集荷にかかった時間は約30分で、目安通りの時刻で安心できました。
なお、梱包無しの状態でも配送してもらうことは可能ですが、安全に運ぶためには梱包しておくことが望ましいので、到着までの間に梱包作業を進めておくと効率的です。
STEP4:配送
配送パートナーに荷物を渡した後、気になるのが荷物の現在位置。ピックゴーはGPSで配送パートナーの現在位置をリアルタイムで表示できるため、荷物が想定時刻までに届くか確認しないと不安な人にも便利。
また、画面では配達予想時刻も確認できるため、届け先に伝えておくことができます。なお、ウェブ版の場合はGPSの確認画面のURLを届け先など関係者で共有することもできるので、電話確認の余計なやり取りも減らせます。
STEP5:お届け
配達予想時刻とほぼ変わらず、届け先に荷物が無事届きました(約1時間)。ちなみに、ウェブ版の場合は作業が完了するとメールで連絡が来るため、届くまで別の作業に集中できるのもメリットです。
なお、荷物は基本的に「軒下渡し」となるため、配達予想時刻になったら、荷物を受け取れる場所まで来てもらうよう届け先の人に伝えておくようにしましょう。
※軒下渡し:届け先となる施設の入口や搬入口で荷物を引き渡す納品方法のこと。ご自宅であれば玄関先での受け渡しとなります。
STEP6:領収書・請求書の発行
ピックゴーは荷物を届けた後の事務処理手続きも簡単。領収書の発行はアプリ上で簡単に行えます。また、過去の注文履歴もアプリ上でペーパーレスに確認できるので経費精算時などに便利です。
かかった費用と時間
- 総額:5500円(総移動距離:13km・高速道路利用せず)
- 総時間:1時間32分(アプリ利用開始から荷物が届くまで)
今回のピックゴー利用の結果は上記の通りです。同じ内容でレンタカーを借りて運搬しようとすると、費用はおよそ5000円程度(6時間レンタル+ガソリン代)で済みますが、レンタカーを借りる時間や返却する時間、ガソリンスタンドに寄る時間などを考えると、合計2時間~2時間半ほどかかる場合も想定されます。しかも自ら運転しなければならずプレッシャーもかかります。その手間を考えたら、さほど変わらない金額で、プロの運転で迅速に荷物を配送でき、その間は別の作業に取り組めるところも便利です。
利用してみてわかったピックゴーのメリット【大型荷物の引き渡し編】
今回、依頼してみて分かったメリットは大きく3つ挙げられます。
1.都合の良い日時に引き渡しできる
ピックゴーは緊急配送だけでなく、日時を指定して配送を依頼できるため、自分や引き取る相手の都合に合わせやすいのがメリットです。引っ越しのため不用品を処分したい人にとっては、自分に都合の良いタイミングで不用品を引き渡せるため便利です。
2.相手に負担をかけずに済む
物を引き渡しする場合は引き取る側が配送料を負担することが多くありますが、引き渡す側が配送すれば相手に料金の負担をかけずに済みます。特に物を譲る場合、相手に自宅まで取りに来させるということも。物を処分したいのに相手に負担をかけたくないという人や、自宅に取りに来てほしくないという人にも便利です。
3.自分で運ばずに済む
もちろん、重く大きい荷物を自分で運ばずに済むというメリットもあります。大型の荷物が運べるような車両を持っていない場合は、軽トラなどをレンタルする必要がありますし、自分で運転するとなると、配送途中で荷物を破損させてしまうおそれもあります。
プロのドライバーが登録しているピックゴーに依頼すればそのような不安もありません。ピックゴーは運営会社が包括して貨物保険に加入しているため安心です。
【目的別】サービスの選び方
ピックゴー「アプリ版」「ウェブ版」どちらを選べば良い?
ピックゴーで緊急配送を依頼する際のサービス「ピックゴー」は、スマホで依頼する「アプリ版:エクスプレス」とPCを利用する「ウェブ版」との2種類に分かれています。
それぞれ特徴が異なるので、依頼内容や利用目的に応じてふさわしいサービスを選ぶようにしてください。大まかな違いは下表の通りです。次の見出しからシチュエーションごとに「アプリ版」「ウェブ版」どちらにすべきかを解説していきます。
【目的別】向いているサービス
ピックゴーエクスプレス アプリ版
- 今すぐ利用したい
とにかく今すぐ利用したい、すぐに荷物を運びたい人にとってはアプリ版のほうが便利。アプリ版はウェブ版よりも手軽に登録でき、目的地などを入力するだけで発注まで行えます。発注時には金額と時間の目安が表示されるのも便利です。なお、ウェブ 版は法人登録が必要で登録までに10~15分ほどかかります。
- スマホだけで作業を完結させたい
出先でスマホしか持っておらずPCを持ち合わせていない。そんな場合はアプリ版がおすすめです。配送パートナーの手配・発注から決済処理まですべてスマホ1台で完結できます。
ピックゴーエクスプレス ウェブ版
- 荷物を大量に運びたい
ウェブ版はアプリ版と異なり、軽貨物だけでなく、2t ~10t トラックを手配することができるのがポイント。軽貨物に収まりきらない量の荷物がある場合はウェブ版のほうが便利です。また、ウェブ版では車両を複数台呼ぶことができます(アプリ版は1台まで)。
なお、軽貨物1台で運べる荷物の量は以下の通りですので、手配時の参考にしてください。ピックゴーで手配する軽貨物に詰め込める荷物の量は、縦180cm×横130㎝×高さ120mの荷室に入る量です。ダンボール(小)で換算すると約46個、トランクケースでは約35個、自転車で約3台の計算になります。
- 請求書払いで決済したい
経費の立て替えではなく、請求書払いで利用したい人にとってはウェブ版がおすすめ。ウェブ版は法人向けのサービスのため、請求書払いに対応しています。なお、アプリ版でも経費精算用に領収書を発行することは可能です。
- 社内で複数ユーザーでも利用したい
社内でピックゴーのサービスアカウントを共有したい場合はウェブ版のほうが便利です。部署内で共有するアカウントを作成して複数人で利用することができます。一方、アプリ版はスマホで利用するため、1人・1アカウントでの使用が想定されたシステムとなっています。
- 継続的に利用したい
ピックゴーのサービスを利用して、今後も継続的に利用したい場合はウェブ版のほうが使いやすいと言えます。過去の発注履歴を参照できるため、似たような発注を依頼することが多い場合は、履歴のコピペを利用できるので発注時の手間が省けます。また、依頼に応募してきた配送パートナーを選択できるため、以前仕事を頼んで印象の良かった人、自社の作業に慣れた人などを再び指名して依頼することも可能。
アプリ版で緊急配送を単発で利用した際、サービスのメリットや使いやすさを少しでも感じたら、後日ウェブ版の登録を行うことをおすすめします。ウェブ版の登録作業を済ませておけば、利用目的に合わせて使い分けできるためとても便利です。
よくある質問
よくある質問への回答については、以下のリンク先からご確認ください。
法人利用をご検討の場合は
⇒ピックゴー ウェブ版はこちらから
今すぐスマホで呼びたい場合は