
トラックチャーター便とは?貸切輸送の特徴・2t/4t/10tの選び方・料金の決まり方を解説
こんにちは。物流に関する情報を発信する「ピックゴー物流コラム」編集部です。
「工場へ部品を今日中に届けたい」「大量の商品を一度に納品したい」「指定した時間に確実に搬入したい」。
こうした法人配送で選択肢になるのが、トラックチャーター便です。
トラックチャーター便は、荷主の荷物を運ぶためにトラックを1台単位で確保する配送方法です。混載便に比べて配送ルートや納品時間を調整しやすく、2t・4t・10tなど荷物量に合わせた車両を選べます。
一方、必要以上に大きなトラックを手配すると、余計なコストにつながります。反対に小さすぎる車両を選べば、荷物を積み切れず追加手配が必要になることもあります。
この記事では、トラックチャーター便の基本から、混載便などとの違い、法人利用に向いているケース、2t・4t・10tトラックの選び方、料金が変わるポイントまで解説します。
目次[非表示]
トラックチャーター便とは?トラック1台を貸し切る配送方法
トラックチャーター便とは、特定の荷主の荷物を運ぶためにトラックを1台貸し切って配送する方法です。
一般的には集荷先から納品先まで同じ車両で運ぶため、中継拠点での仕分けや他の荷主の荷物との積み合わせを減らしやすいのが特徴です。
そのため、「いつ届けるか」「どのルートで運ぶか」「どのように荷物を扱うか」といった条件を調整しやすく、法人のスポット配送や緊急配送でも利用されています。
「貸切便」とトラックチャーター便の違い
物流における「貸切便」と「トラックチャーター便」は、基本的には同じ意味で使われます。
どちらも、車両を荷主の配送のために確保して荷物を運ぶ方法です。
なお、「チャーター便」という言葉はトラック以外の輸送でも使われるため、陸上輸送であることを明確にしたい場合に「トラックチャーター」「トラック貸切便」と呼ばれることがあります。
チャーター便そのものの仕組みやメリット・デメリットについて詳しく知りたい方は、こちらもご覧ください。
関連記事:「チャーター便とは?料金相場、メリットと使い方を徹底解説」
「トラック便」とトラックチャーター便の違い
「トラック便」は、トラックを使った配送全般を指して使われることがある言葉です。
そのため、トラック便だからといって、必ずしも1台を貸し切っているとは限りません。
一方、トラックチャーター便は、特定の荷主の荷物を運ぶために車両を確保する方法です。
法人で配送を依頼するときは、「トラックで送りたい」だけではなく、「貸切にする必要があるのか」まで整理しておくと配送方法を選びやすくなります。
トラックチャーター便と混載便・路線便・宅配便の違い
配送方法を選ぶ際は、トラックを使うかどうかだけでなく、「ほかの荷物と一緒に運ぶか」「途中で積み替えるか」を確認することが重要です。
配送方法 | 主な特徴 | 向いているケース |
|---|---|---|
トラックチャーター便 | 車両を貸し切って配送しやすい | 時間指定、まとまった荷物、緊急配送 |
混載便・路線便 | 複数荷主の荷物をまとめて輸送 | 納期に余裕があり、コストを抑えたい配送 |
宅配便 | 箱・個口単位で送りやすい | 小口・定型サイズの荷物 |
トラックチャーター便は、他の荷物との積み合わせや中継を減らせるため、配送時間や荷扱いを重視したい場合に適しています。
一方、荷物が少なく納期にも余裕がある場合は、混載便や宅配便のほうが合理的なケースもあります。
トラックチャーター便を選ぶべきケース
トラックチャーター便を検討しやすいのは、次のようなケースです。
納品時間が決まっている
当日や翌朝など短いリードタイムで届けたい
他の荷物との混載を避けたい
荷物の数量や容積が多い
複数個口をまとめて納品したい
精密機器など取り扱いに注意が必要
工場や建設現場など搬入時間が決まっている
「トラック1台を埋められるか」だけではなく、納期や荷扱いを含めて判断するのがポイントです。
トラックチャーター便が向いている荷物・法人利用のシーン
トラックチャーター便は、大量輸送だけに使われる配送方法ではありません。
法人物流では、納期・荷扱い・搬入条件など、通常の配送では対応しづらい条件があるときにも活用されています。
納品時間を厳守したい荷物
工場の生産に必要な部品や、店舗オープン前に必要な商品など、納品の遅れが業務に影響するケースでは、チャーター便が選択肢になります。
中継や仕分けを挟まず、集荷先から納品先へ直接向かう配送を組みやすいためです。
精密機器や破損リスクを抑えたい荷物
精密機器、業務用設備、機械部品など、できるだけ積み替え回数を減らしたい荷物にも向いています。
ただし、チャーター便にしただけで破損リスクがなくなるわけではありません。梱包方法や固定方法、必要な車両設備についても事前に確認しましょう。
大量の荷物をまとめて納品したいケース
複数の段ボールや什器、資材などを同じ場所へまとめて送りたい場合にも活用できます。
荷物を複数便に分けず一括で届けられれば、納品先での荷受けや検品作業をまとめやすくなるメリットもあります。
工場・建設現場・イベントなど搬入条件が決まっているケース
工場や建設現場、展示会・イベント会場などでは、「○時から○時までに搬入」「この車両サイズまで」といった条件が設定されていることがあります。
このような配送では、単純な荷物量だけでなく、納品先の搬入口や高さ制限、フォークリフトの有無なども確認したうえで車両を選ぶ必要があります。
2t・4t・10tのトラックチャーターはどう選ぶ?
トラックチャーターで特に重要なのが車格選びです。
同じ「2tトラック」「4tトラック」であっても、車両のボディ形状や仕様によって荷室寸法や最大積載量は異なります。
そのため、車格の名称だけで決めず、荷物の重量・サイズ・数量・荷姿を確認して判断しましょう。
2tトラックが向いているケース
2tトラックは、軽貨物車では積み切れないものの、4tトラックを使うほどではない荷物に向いています。
たとえば、次のような配送です。
まとまった段ボール
店舗什器
小型の業務用機械
建材や資材
複数個口の商品
比較的小回りが利きやすいため、大型車が入りにくい納品先でも候補になります。
4tトラックが向いているケース
2tトラックでは容量が不足する場合や、パレット貨物、工場からのまとまった出荷などでは4tトラックが候補になります。
ただし、納品先によっては車両の進入制限や搬入口の高さ制限があるため、事前確認が必要です。
10tトラックが向いているケース
大量の商品や資材を一括輸送する場合、拠点間輸送などでは10tクラスの大型トラックが利用されます。
大量輸送には向いていますが、納品先周辺の道路状況や駐車スペースなど、大型車ならではの確認事項も増えます。
最大積載量だけで車格を決めないことが重要
トラック選びでよくあるのが、「荷物が2t以下だから2t車で大丈夫」と重量だけで判断してしまうケースです。
実際には、重量より先に荷室がいっぱいになることもあります。
確認しておきたいのは、少なくとも次の項目です。
荷物1個あたりの縦・横・高さ
総重量
個数
パレットの有無
長尺物の有無
荷物を重ねられるか
フォークリフトで積み降ろしするか
テールゲートなどが必要か
車両の「何t」という名称だけで決めず、荷姿まで配送会社へ伝えることが、再手配や追加コストを防ぐポイントです。
トラックチャーター便の料金は何で決まる?
トラックチャーターの料金は「2tなら一律○円」のように車種だけで決まるわけではありません。
走行距離や拘束時間、積み降ろし条件などによって変動します。
料金に影響する主な項目
代表的な要素は次のとおりです。
使用する車種
集荷先から納品先までの距離
運行時間・拘束時間
深夜・早朝・休日などの時間帯
積み込み・荷下ろし作業
現場での待機時間
特殊車両や付帯作業
高速道路・フェリーなどの実費
国土交通省が告示しているトラック輸送の「標準的な運賃」でも、車両を貸し切る運送を前提に距離制・時間制の考え方が示されています。また、待機時間料や積込・取卸料、有料道路・フェリーなどの実費は、運賃とは別に扱う考え方が整理されています。
実際の料金体系や見積金額は、利用する運送サービスや配送条件によって異なります。
料金だけでなく追加費用まで確認する
見積もりを見る際は、基本料金だけでなく「何が料金に含まれているか」を確認しましょう。
特に現場待機や荷役が発生する配送では、予定より費用が増えることがあります。
トラックチャーター料金についてさらに詳しく知りたい場合は、料金に特化したこちらの記事をご覧ください。
関連記事:「トラックチャーター料金の相場は?費用の決まり方と見積もりで見るべきポイント」
トラックチャーターを依頼する前に整理しておきたい情報
トラックチャーターをスムーズに手配するには、問い合わせをする前に配送条件を整理しておくことが大切です。
特に法人配送では、荷物の情報だけでなく、集荷先・納品先の作業条件まで伝えると適切な車両を選びやすくなります。
依頼前に、次の内容を確認しておきましょう。
集荷先・納品先の住所
集荷希望日時
納品希望日時
荷物のサイズ
荷物の重量
数量・荷姿
フォークリフトの有無
手積み・手降ろしの有無
搬入口や道路の車両制限
待機が発生する可能性
温度管理や特殊車両の必要性
車格が分からない場合は、無理に「4t車で」と決めるより、荷物の詳細を伝えて適した車両を相談するほうが確実です。
法人のトラックチャーターならピックゴーで手配できます
私たちピックゴーでは、急な納品や通常の配送網だけでは対応しづらい荷物にも対応できるよう、法人向けのチャーター配送サービスをご提供しています。
「いつもの運送会社で車両が確保できない」「急きょ今日中に届ける必要が出てきた」といった場合にも、配送条件をWeb上から登録して手配を進められます。
こうした突発的な配送は、発生してから新しい配送会社を探すと手配に時間がかかります。いざというときにすぐ使えるよう、事前に無料アカウントをご登録いただくのがおすすめです。
2t・4t・10tトラックの配送に対応
私たちピックゴーでは、軽貨物車両だけでなく、2t・4t・10tトラックのチャーター配送にも対応しています。
荷物量やサイズ、集荷先・納品先の条件に応じて車両を手配できるため、軽貨物車では積み切れない荷物や、大型車が必要な法人配送にもご活用いただけます。
2026年9月時点では、トラック配送は29,500円〜です。実際の料金は距離や車両、配送条件などによって異なりますので、配送内容をご入力のうえお見積もりをご確認ください。
無料アカウント登録後、すぐに見積もり・配送手配を進められます
法人向けアカウントは無料でご登録いただけます。登録は最短3分です。
アカウント登録後、集荷先・納品先や荷物の情報など配送条件を入力いただくことで、見積もりの確認から配送手配まで進められます。
登録したからといって、すぐに配送をご依頼いただく必要はありません。
「急な配送が発生したときのために手配先を確保しておきたい」という場合にも、まずはアカウントだけ作成しておくと、必要になったタイミングでスムーズにご利用いただけます。
まとめ|トラックチャーターは車格と配送条件を整理して手配しよう
トラックチャーター便は、トラックを貸し切り、特定の荷主の荷物を運ぶ配送方法です。
混載便などに比べて、配送ルートや納品時間を調整しやすく、まとまった荷物や時間指定のある配送、積み替えを減らしたい荷物などに向いています。
一方で、2t・4t・10tといった車格を適切に選ばなければ、不要なコストや再手配につながることがあります。
依頼時は「何t車が必要か」から考えるのではなく、荷物のサイズ・重量・数量・荷姿、集荷先と納品先の条件を整理することが重要です。
私たちピックゴーでは、軽貨物車両だけでなく2t・4t・10tトラックのチャーター配送にも対応しています。
通常利用している運送会社で車両を確保できないときや、急ぎの配送が発生したときなど、法人配送の選択肢のひとつとしてぜひご活用ください。
事前に無料アカウントをご登録いただいておけば、必要になったタイミングですぐに配送手配を進められます。
参考・出典
全日本トラック協会「トラック輸送の『標準的な運賃』にご理解・ご協力をお願いします」
https://jta.or.jp/tariff-lp/国土交通省「一般貨物自動車運送事業に係る標準的な運賃について」
https://www.mlit.go.jp/common/001583058.pdfピックゴー「チャーター配送」
https://pickgo.town/service/business/charter
※料金やサービス内容は2026年9月時点の情報です。最新の内容は各サービスの公式サイトをご確認ください。

