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医療・介護の配送こそアウトソーシングを。守るべき3つの品質基準とは?

目次[非表示]

  1. 1.医療・介護現場に潜む「ついで配送」の落とし穴
    1. 1.1.典型的なリスク例
  2. 2.医療・介護における配送の特殊性と重要性
    1. 2.1.デリケートな荷物が多い
    2. 2.2.時間の厳守が必須
    3. 2.3.相手が“患者・高齢者”であるという前提
  3. 3.現場スタッフが配送していると、こんなことが起きています
    1. 3.1.ケース1:看護師が検査物を運ぶ
    2. 3.2.ケース2:ケアマネジャーがついでに納品
    3. 3.3.ケース3:営業担当が納品中にトラブル
  4. 4.物流を任せるなら「守るべき3つの品質基準」
  5. 5.実例:医療法人Bの業務効率が劇的に改善したワケ
  6. 6.ピックゴー定期配送なら、医療・介護の物流課題を丸ごと解決できます
  7. 7.最後に

医療・介護現場に潜む「ついで配送」の落とし穴

医療機関や介護施設では、検査物・医薬品・消耗品・福祉用具などの配送が日常的に発生します。ところが、多くの現場ではそれらの配送を、スタッフや営業担当が「ついで」に行っているのが現状です。

この“ついで配送”が常態化している背景には、「人手不足」「コスト意識」「近隣施設への簡単な移動だから大丈夫」という誤認があります。

しかし、時間に追われる医療・介護現場において、配送を兼務することは業務効率の低下だけでなく、サービス品質や安全性にも直結する大きなリスクを孕んでいます。

典型的なリスク例

  • 検査物の遅延で診断が遅れる → 治療開始が遅れ、患者満足度が下がる

  • 福祉用具の納品ミスで利用者が不便を強いられる → 信頼低下・クレーム発生

  • 院内スタッフの時間が削られ、ケアの質が低下する → 業務過多による離職にも

そのリスクを根本から解消し、現場が本来担うべき「ケア・治療・支援」に集中できる体制を築くための選択肢こそが、「物流アウトソーシング」です。

医療・介護における配送の特殊性と重要性

また医療・介護領域では、“ただ運ぶ”だけで済まない配送特有の難しさがあります。

 

デリケートな荷物が多い

医療器具や検査物、衛生用品、介護用ベッドや車椅子といった物品は、外部からの衝撃や温度変化に弱く、適切な取り扱いが求められます。

さらに、物品によっては保管温度が指定されているものや、医薬品管理法・検体輸送基準など、法的制限のあるケースもあります。

 

時間の厳守が必須

診療スケジュールに合わせた検査物の回収、訪問介護スケジュールに合わせた補充納品など、時間帯が厳密に決められている場合がほとんどです。

わずかな遅延でも、診察開始の遅れ、他の患者への波及影響、訪問先でのクレームに直結します。

 

相手が“患者・高齢者”であるという前提

病院や施設では、納品者も含めた全スタッフが“安全・安心”の象徴として見られます。

納品ドライバーの服装・接遇・言葉遣いひとつで、患者や家族、利用者からの印象が大きく左右されます。 また、福祉施設では「廊下を静かに歩く」「扉を静かに閉める」などの細やかな配慮も求められることがあります。

 

現場スタッフが配送していると、こんなことが起きています

ケース1:看護師が検査物を運ぶ

午前の診察を終えた後、看護師が近隣の検査機関まで車で届ける。戻ると午後の外来が始まっており、準備が間に合わず、患者対応に支障が出る。

 

ケース2:ケアマネジャーがついでに納品

訪問スケジュールの合間に、紙おむつや備品を届けようとするも、渋滞で次の利用者宅に遅れる。信頼関係にヒビが入る。

 

ケース3:営業担当が納品中にトラブル

福祉用具の納品で1時間予定が押し、午後の商談に間に合わず機会損失。クレーム対応まで発生し、1日が潰れてしまう。

 

いずれのケースも、「誰かがやれば何とかなる」という考えが引き起こす、現場リスクの典型例です。

物流を任せるなら「守るべき3つの品質基準」

1. 正確性:1個のミスが命取り

医療・介護物品は、品目や数量のミスが直接的に現場業務や患者の健康に影響を及ぼします。

  • 商品名・数量・種類の取り違いは絶対NG

  • 明細の二重確認、納品後のチェック体制、受領報告までがプロの流れ

     

2. 時間厳守:5分遅れも現場では致命的

検査物や医薬品は、「午前9時必着」などの制限が厳しいケースが多い。

  • 朝イチの検体回収、午後の備品補充など、1日の流れに直結

  • 渋滞や天候も加味した余裕ある配車・ルート設計が不可欠

  • バックアップドライバーが用意できる体制かも重要

 

3. 接遇力:ドライバーも“現場の一員”

施設内での振る舞いや配慮も問われる配送現場。

  • 「納品の人」も施設スタッフや患者に見られている

  • 服装・あいさつ・言葉遣いはもちろん、搬入音や廊下での配慮など、基本マナーを徹底

  • 福祉・医療に関する基本理解があるとベター

 

実例:医療法人Bの業務効率が劇的に改善したワケ

このケースでは、物流アウトソーシングが現場の業務負担をどれほど軽減できるかを端的に示しています。業務量だけでなく、精神的な余裕や職員の満足度にも好影響が出たことがポイントです。以下は、その変化の詳細です。

🏥 医療法人B(都内・クリニック2拠点・介護事業併設)

  • 週3回、スタッフが自家用車で拠点間の配送を実施

  • 看護師が納品に出ることで、1回あたり約1時間の診療時間をロス

  • 検査物の配送トラブルも複数発生

✅ ピックゴー定期便を導入し、ルート・時間を指定して完全外注化

  • ピックゴーが手配した、毎週決まった業界経験有のプロドライバーが担当

  • 院内スタッフの業務時間を月18時間以上削減

  • 医療従事者が本来の業務に集中でき、患者対応の質も改善

  • 月間の再納品件数がゼロに。患者の待ち時間短縮・職員の残業時間も15%削減

ピックゴー定期配送なら、医療・介護の物流課題を丸ごと解決できます

 

医療・介護の現場で求められる「正確性」「時間厳守」「高い接遇力」を備えた物流体制を、自社で構築・維持するのは非常に困難です。

ピックゴー定期配送なら、そうした課題を一括で解決できる柔軟性と安心感があります。

 
  • 週1回からOK、ルート配送や複数拠点間の定期便にも柔軟に対応

  • 医療・介護施設向けに接遇マナーや荷扱い研修を受けた専属ドライバーが担当

  • 「午前中必着」「夕方以降納品」など、時間指定配送にも高精度で対応

  • 配送記録やトラブル対応履歴も残るため、万一のトラブルにも備えられる

  • 見積もり・配車・進捗確認・完了報告まで一括管理

 

配送を任せることで、医療従事者や介護職員が“本来の業務”に集中できる体制が整います。

 

まずは、一部の配送ルートや曜日指定など、スモールスタートからお試しいただけますので、お気軽に無料の相談をご依頼ください。

 

相談する前に定期配送についてもっと知りたい!という方は以下からご確認ください。

 

最後に

物流の質は、現場のパフォーマンスに直結します。検体の遅配による診療の遅れや、福祉用具の納品ミスが利用者の生活に与える影響は計り知れません。

ピックゴー定期配送を活用することで、現場は安心してコア業務に集中でき、患者・利用者へのサービス品質も向上します。

物流を見直すことは、“人手不足”や“業務過多”といった構造課題の解決にもつながります。

医療・介護の安心は、プロの配送で守りましょう。今こそ、現場の物流体制を変えるチャンスです。

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