
ITの導入が物流にもたらす業務効率化の画期的な取り組みと新サービス
目次[非表示]
- 1.物流業界でITによる効率化が必要な理由
- 1.1.荷物量の増加に対応するため
- 1.2.人手不足を解消するため
- 2.ITで効率化できる主な物流業務
- 2.1.配送計画の策定
- 2.2.積載効率の管理
- 2.3.倉庫のピッキング作業
- 2.4.事務作業
- 3.ITの活用で物流革命を起こす配送プラットフォームの魅力
- 3.1.配送マッチングサービスとは?
- 3.2.ピックゴーの特徴
- 4.業界の現状を捉えて物流にITを活用しましょう
こんにちは。物流に関する知識をまとめたメディア「ピックゴー物流コラム」編集部です。
今やPCやスマートフォンで手軽に欲しいものが手に入る時代。
多くの人が当たり前のようにネットショッピングを利用しています。
しかし、便利になったと喜ぶ消費者の一方で、物流業界では急な需要拡大による問題が発生しています。
この問題解決に必要とされているのが、ITの導入による業務の効率化です。
果たして、ITを導入すると、一体どのような問題が解決できるのでしょうか?
今回は、物流業界でITの導入が求められる理由や、具体的にどのような業務にITを導入できるのかを解説します。
また、運送会社やドライバーの業務効率化に役立つ、注目の新サービスについてもご紹介します。
物流業界でITによる効率化が必要な理由
ITで効率化できる主な物流業務
ITの活用で物流革命を起こす配送マッチングサービスの魅力
業界の現状を捉えて物流にITを活用しましょう
物流業界でITによる効率化が必要な理由

荷物量の増加に対応するため
国土交通省の調べによれば、2018年度の宅配便取り扱いの個数は43億701万個で、過去最大数を記録しました。
EC市場の成長に伴い、今後も宅配便の需要が増え、ドライバー1人あたりの負担が大きくなることが予想されます。
そこでITを導入し、ドライバーの仕事量が増加しても、業務を遂行できるようにしておく必要があります。
人手不足を解消するため
ITを導入することで、少ない人数でも業務に対応することが可能になります。
運送業界の人手不足は大きな課題となっており、2020年3月時点のドライバーの有効求人倍率は2.75倍(2019年5月時点)、物流業界の事務職の有効求人倍率も3.93倍と、共に高い値を示しています。
有効求人倍率は、1を超えると人材が不足していると判断されるため、物流業界の人手不足が深刻であることがわかります。
ちなみに全職業合計の有効求人倍率は1.38倍なので、物流業界のドライバーや事務職の数値はその2倍以上の倍率となっています。
【出典】
国土交通省「平成30年度宅配便取扱実績について」2019年10月1日
https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha04_hh_000195.html
厚生労働省「一般職業紹介状況(令和2年2月分)について」職業別一般職業紹介状況[実数](常用(含パート))2020年3月31日
https://www.mhlw.go.jp/content/11602000/G35-202002.pdf
(注)本文内の有効求人倍率は季節調整を含まない実数値です。また、本文内のドライバーは「輸送・機械運転の職業」内の「自動車運転の職業」、 物流業界の事務職は「事務的職業」内の「運輸・郵便事務の職業」を指します。
ITで効率化できる主な物流業務

ITを導入することで、実際にどのような物流業務が効率化できるのかをご紹介します。
配送計画の策定
配送計画の策定は、個人の経験や勘が求められるような、属人的スキルに頼る部分が大きい作業です。
配送ルートや交通状況、ドライバーの特性など、多くの条件を考える必要があるからです。
しかし、ITを導入し、配車状況を動態管理(車やドライバーの位置情報や運行状況などの情報をリアルタイムで記録・管理すること)すれば、渋滞や気象状況に応じたルートの最適化が自動で行えるようになります。
また、AI技術で不在予測を行うことで、コスト増につながる再配達のリスクを削減することができます。
積載効率の管理
動態管理システムを導入すれば、ドライバーの「位置」や「状態」を把握し、運行管理を効率化することができます。
荷物の配達を終えて空の状態で走っているドライバーにも、荷物を割り当てられます。
積載効率の管理を適切に行うことで、車両の台数を無駄に増やさずに済みます。
倉庫のピッキング作業
ITで業務を効率化できるものとしては、倉庫のピッキング作業も挙げられます。
IT技術によって、商品の正確な位置情報を管理できるため、物流センターへ大量に保管されている在庫の中から探し出す手間が省けます。
また、荷下ろしやピッキング作業についても、専用に開発されたロボットに任せることでコストの削減を目指すという動きもあります。
事務作業
データをデジタル管理することで、一部の事務作業を自動化することができます。
たとえば、請求書や納品書などの作成と発送も自動で行うことが可能です。
また、出荷情報をメールやチャットなどで自動連絡すれば、顧客からの問い合わせも削減できます。
顧客からの到着時間の確認といった要望に自動で対応するために、顧客満足度の向上も図れます。
事務作業をIT化すれば、月末など作業が集中しやすい時期にも、負担を軽減しながらミスの少ない正確な業務を実現できるようになります。
ITの活用で物流革命を起こす配送プラットフォームの魅力

配送マッチングサービスとは?
SaaS型システムの他にも、物流におけるITの活用という面では、「配送プラットフォーム」が注目されています。
配送プラットフォームとは、荷物を送りたい荷主と、荷物を届けたい軽貨物ドライバーを直接結びつけるサービスのこと。ITを活用して、荷物発送の受発注を効率化しているのが大きな特徴です。
受注・発注をデジタル化することで、荷主は緊急の依頼でも配送可能なドライバーをすぐに手配できます。
また、登録ドライバーは、荷物の配送を終えて空の状態で走っている最中にも仕事を得ることができます。
複数ある配送プラットフォームの中でも、特におすすめなのが「ピックゴー」です。
登録台数は軽貨物で50,000台以上(バイク・自転車含む)、一般貨物(2トン~10トン車)で2,000社以上(2023年3月時点)と、日本最大級の規模を誇ります。
ここからは、ピックゴーの特徴を詳しく解説していきます。
ピックゴーの特徴
ピックゴーでは、24時間いつでも配送の依頼が可能です。
梱包や伝票作成の作業も不要で、依頼から集荷までスピーディーに完了します。その理由は、配送パートナーの登録者が多く、業界最速クラスでマッチング可能だからです。
また、ピックゴーには、良質な配送パートナーが揃っています。
評価制度の導入で、配送パートナーごとの配送品質を可視化しているからです。
荷主は、評価や顔写真を確認した上で、どの配送パートナーにするか選択することができます。
よって、運転や対応の質がそのまま受注できる案件の内容や数に直結するといえます。頑張りが評価され、仕事につながるため、配送パートナーのモチベーション向上に寄与します。
さらにピックゴーは、専用コールセンターが24時間対応しています。
そのため、緊急時や万が一のトラブルが起きた際も、安心して問い合わせることができます。
物流業界におけるドライバー不足の解消には、ピックゴーのような配送プラットフォームが大いに役立つでしょう。
荷主の方向けのページ
⇒ピックゴー(法人のお客様向け緊急配送・即日配送)
業界の現状を捉えて物流にITを活用しましょう

効率の良いルート選びや安全な走行の指導、在庫管理など、物流に関連する業務は誰が行うかによって差が出やすい業務です。
ただでさえ少ない人材で、品質を保ちながら管理や監督を完璧に行い、大量の配達を回していくのは非常に難しいでしょう。
予算の問題でIT化をためらう担当の方もいるかもしれません。
しかし、従業員の負担や残業を減らすと同時に、業務の効率化と品質の向上を一気に実現できることを考えると、IT化に投資することは長期的に見たら賢明な判断といえます。
今後ますます需要が増えていく物流業界。できるだけ早めに物流システムを導入し、円滑かつ効率的に業務を行えるようにしておきましょう。

